エンジニア組織のコロナの影響を考える。
現在、私の所属する会社においてもコロナにおける対応が日々行われています。
今後、長期化するであろうコロナ対応において、エンジニア組織がどのような影響をうけ、起きうる課題に対してまとめていきます。
エンジニア組織を運営するにあたっては、
人、もの、カネに分けて考えるのが一般的なので、この3つについて一つずつ短期、長期での影響を考察していきます。
今回は人の件について触れます。
人
・育成
・採用
・モチベーション(エンゲージメント)
ーー育成ーー
育成に関しては短期で大きな影響を受けています。
短期においては、4月には新入社員が入ってきます。ただ、現状を見てみるとエンジニア組織においてWFHを採用しており週に1,2回、数時間しか会社に来ることがありません。
これでは、新卒育成、入りたての中途社員の育成などやれたものではありません。
なぜなら感覚的には今、やれてるテレビ会議ってある程度、信頼関係の上成り立っているので、なかなかそこに入りたての人が発言、空気を読むのがとても難しいのかなと考えています。
そうは言ってもこの考えに囚われてたら何も進みません。
基本は、テレビ会議を軸に研修/育成していくか、新卒に入ってきてもらうタイミングをずらすかしかありません。
ただし、準備期間が短いため、テレビ会議中心にやることは現実ではありません。例えば、
・新卒によってはWIFI環境含め整ってない
・PCの配布ができてない。
・TV会議前提で研修プログラムが組まれていない。
など課題が多いため、入社時期をずらすのが現実的だと思います。
中長期で見た場合は、
やはりリモートで研修や育成は見据えて置く必要があります。(違うウィルスが来る可能性もあるので)
例えば、コミュニケーションの観点においては、
朝の研修、朝会などの開始時には、個人のプライベートの話、終了時には今日やったことの悩みを話すなど、会社で集まってやる研修より、心理的な距離を縮める工夫をしたり考えておく必要があります。
学ぶという観点においては、
エンジニアであれば、コードを書いたりする演習もあると思いますので、演習時間はコードを画面に映しながらペアプロ的な感じでやるなど、TV会議にあったやり方が可能ではないかと思います。
*)今後、取り入れたオンライン研修手法などあれば、アップデートしていきます。
ーー採用ーー
今は私の会社でも普通にオンラインで面接をやっており、実際に会わなくても良いレベルになっています。おそらく、最終面接も含めたオンライン面接を戸惑っている会社は今後、採用に苦しんで行くのではと思っています。
ーーモチベーション(エンゲージメント)ーー
これは、WFHに振り切ってからとてもポジティブに働いているように思えます。実際、自宅でやっていてコミュニケーションの質は上がってるように思います。
例えば、
・無駄な会議がなくなった。変わりにSlackなどで必要な時に必要なやり取りをするようになった。
・朝会、夕会などを色々なチームではじめ、より日々のアクション、課題が共有されるようになっている。
・たまに会社にMTGで出社するメンバーを見ていると笑顔が増えていると思います。
今のところ、モチベーションに関してネガティブな印象を持っていません。もう少し続けてみると変化が出てくるかもしれませんが。。
ということで、今回は人の件について話しましたが、次回はものについて触れてみたいと思います。