ビジネス部門とエンジニア部門の壁
比較的これに悩まされている会社は多いのではないでしょうか?
特に事業会社などは数字を持っているビジネス部門の方がパワーを持っていることが多いのではと思っています。
さらに組織のわかれ方としては以下のような感じでしょうか?
①ビジネス部門とエンジニア部門が分かれていない。
②ビジネス部門とエンジニア部門が分かれている。
③ビジネス部門とエンジニア部門が分かれていて、さらに間に企画、推進するような部署が存在する。
一つ一つ代表的なメリット、デメリットを考察してみます。
①のケース
メリット
・ビジネスとエンジニアの距離感が近いので共鳴することでスピード感もって目標達成に迎える。
デメリット
・複数プロダクトを持っているとエンジニアのナレッジや技術の共有ができないため、コスト観点からも非効率
・エンジニアの評価が数字ベースでの評価になりエンジニア視点できない可能性がある。
・エンジニアの流動性が下がる。(キャリアパスがみえにくい)
②のケース
メリット
・エンジニアの評価が適切に行える。
・技術の共有ができ、コスト効率も上がります。人の代替もやりやすい。
・ジョブローテーションがやりやすく、エンジニアのキャリアパスを描きやすい。
デメリット
・ビジネスとの距離感があり、壁ができ、スピード感が落ちます。
・エンジニアが下請け的な扱いを受ける可能性あり。
・一体感がなくなり、売上の最大化ができなくなる可能性あり。
③のケース
個人的にはおススメしません。このような組織でうまくいってるケースがあれば、教えて頂きたい。。。
どちらが良いか悪いかとはでなく、その会社の課題、人材、プロダクトの数などの状況に応じて組織を変えていく必要がでてきます。
ちなみに私の会社では②から①への変革期にあります。この件は次回ネタで。
P.S
読んでいる方のターゲットが分析できてないのであれですが、転職活動や就職活動時に、ビジネスとエンジニア部門がどのような形の組織になっているのか、質問することで少しその会社の中を垣間見えることができるので、是非、質問してはいかがでしょうか?