「ほめるのが、苦手です」: 日替わりコラムその15
おはようございます。
よたろーです。
今日から更新時間にかかわらず、ごあいさつは「おはようございます」で統一することにしました。
業界っぽい?(なんのこっちゃ)
それはさておき、今日のテーマは、
ほめる
です。
あなたは「ほめる」の得意ですか?
人のこと、よくほめるほうですか?
逆にほめられるのは好きですか?
どんなことでほめられます?
ほめられるとどんなに気持ちになりますか?
どんなふうにほめられると嬉しいですか?
どうでしょう。
ちょっとご自身の「ほめ」観と向きあってみていただけましたでしょうか。
どんなことに気づきました?
私はいろんな会社のマネジャーさんとお話しすることが、そして特にマネジメントについてお話しすることが多いわけですが、そこでよく話題にあがるのもこの「ほめる」というやつ。
もちろん人それぞれではありますが、多くの私のような年代のマネジャーの方々にとって、「ほめる」ということに苦手感や抵抗感を持ってらっしゃる方が少なからずいるな、というのを感じることが多いです。
なぜそうなっているか、というと育ちからしてそもそもほめられたことが少ない。
人それぞれ(って枕詞はキリがないので以降割愛します)ですが、親からは厳しいしつけというなの下手すりゃDVみたいなことがあったり、学校でも体罰が普通にまかり通ってるし、部活でもしごきがあったり…。
そして会社に入ればひたすらダメだしと叱責の日々でまずほめられることなんてない。
こんな日々を送ってきたのは私だけではないはず。
書いてて悲しくなってきた…(笑)
で、これは日本に「ハラスメント」なんていう概念も言葉も存在せず、ほめて育てるとか、働きかた改革とか、いろんなものがなかった時代。
今どきではもちろん考えられないほどの隔世の感。
まぁそんな時代に育ってきた人間が突然、
ほめて育てろ
いい面を見ろ
とか言われても混乱するんじゃないかなと。
ほめられたことがないのにほめろ、とかそもそも無理ゲー。
なのでうまいほめかたもよくわからず、思いきってほめの言葉を口に出してみても伝わった感ゼロ、みたいな。
逆にほめるの得意だよー、と思ってる人も、ただほめの「言葉を口に出しさえすればいい」みたいな感じのことも少なからずあるかなと。
よ!日本一!
よ!大統領!!
てどこの酔っぱらいよ、みたいな。
これもこれでほめる、という意味では機能しません。
どうでしょう?
思い当たること、ありませんか?
なければOKです。
ところで、ほめる、ってなんのためですか?
ここでは主に職場とかメンバーに対して、という仕事を場面を想定しますが、他の状況でも大きくは変わらないと思います。
ほめるのって、相手に気持ちよくなってもらうこと
確かにそうなんですが、もうひと声!
ほめることによって、自己効力感を感じてもらって、自主的自律的に動けるようになること
なんではないでしょうか。
ちょっとかたい言い回しかもしれませんが。
そうするとですね、ほめる側としては相手に「どう動いて欲しいか」「どうなって欲しいか」という基準があるわけですよね。
その基準に照らしてできてればほめるし、できてなければほめない、ということで行動変容につなげていくことが重要ではないでしょうか。
つまり、ほめる、とは
ある一定の基準に照らして達成度合いを評価し伝えること
に他なりません。
なのでここで重要になってくるのは「ほめ方」よりも「なにをほめているか」という内容。
くり返しますが、基準に照らして「できてるよ」ということを伝えてあげること。
なのでベタぼめするのが苦手なあなたでも大丈夫。
基準に照らして、どのくらいできているよ、というのを事実ベースで伝えてあげるだけでも、まずはOKです。
「決めた基準に対して120%できてます。その理由は〇〇と△△をちゃんと完了させたから」
ということでも納得感は得られます。
まぁ、ただ仏頂面じゃなくて少しは嬉しそうに伝えてあげてください(笑)
今日はいったんここまでにしますが、実はこれだけではちょっと足りないので次回に続けてみようと思います。
本日もおつきあいありがとうございました。