体験談:BtoBマーケティングのあるある課題と解決策 | SEOが弱い
予算が潤沢、予算がない、外資、ゼロからマーケチーム発足…など様々な背景でBtoBマーケティングに従事してきました。
そんな中、どのケースでも起こった課題が下記です。
ターゲットが不明確 → 解決策
ターゲットリードが獲得できない → 解決策
ポジショニングが不明瞭
コンテンツアイデアがない → 解決策
BtoBマーケティングの成果が財務指標で評価されにくい → 解決策
マーケティングと営業の関係性が悪い → 解決策
リード獲得から受注においてどこが最重要課題かわからない →解決策
どのリードが効果的かわからない
メールデザインがイケてない
コンテンツ生成スピードが遅い
SEOが弱い
コンテンツの効果測定ができていない
MAが機能していない
(外資の場合)本国との連携がうまくいっていない
何の施策をやったらいいのかわからない
マーケ → インサイドセールス → 営業の連帯感が弱い
採用がうまくいかない
MQLが増えない
私は「コレは課題だな」と気づいたらMacのメモにためています。
たまったメモを見返していると「あれ、これ前にもあったな?」と、あるある課題が見えてきました。それが前述した課題18個。
本稿では実体験を元に、それぞれの課題解決策を紹介します。
※他の課題解決策は、随時更新していきます。
なぜ、SEOが弱いのか?
SEOが弱い人・組織の特徴は下記3点。
基本的なアルゴリズムを理解していない
自身が言いたいことを言っているだけ
いきなり応用編からやっている
基本的なアルゴリズムを理解していない
「スパイダークローリングとは?」と問われ、明確に答えられますか?(答えられる人は、これ以降読まなくて大丈夫かと。)
まず、こちらをご覧頂きたい。
これがGoogleの基本的な仕組み。
ここから先の文章より、この動画が何百倍も重要です。説明を完コピできるくらい見返した方が良いです。
SEOは、つまるところ「蜘蛛」が読みやすいように、情報を並べていくことが重要。
なので「蜘蛛」を理解してあげないと、Googleに評価されません。この動画が、本稿のハイライトです。
自身が言いたいことを言っているだけ
「言いたいこと」と「蜘蛛がわかりやすいこと=アルゴリズム」は必ずしも一緒ではありません。
抽象表現を使ったキャッチコピーではなく、ユーザーが検索するであろうキーワードをしっかり並べた方が「蜘蛛はわかりやすい」わけです。
いきなり応用編からやっている
SEOは何十年も前からあるテクニックなので、良くも悪くも様々なHow to で溢れています。
私自身SEOやり始めの際、今振り返ればやっていたことが実は応用編(=アルゴリズムの中でも細かい点の最適化)で、もっと基礎からやるべきだった…と後悔しました。
アルゴリズムを知らない、言いたいこととアルゴリズムの区別、アルゴリズムの細かい点に注目….と、結論、アルゴリズムを理解することが何よりも重要だということです
個人的なSEO勉強方法5ステップ
本稿然り、SEOの勉強方法は色々あると思います。
くどいですが、個人的には勉強方法より「まずはアルゴリズムを理解する」ことが最重要と考えます。
アルゴリズムは合理的なので、合理の仕組みを理解すれば、あとは波に乗るだけです。
とは言え「アルゴリズム理解した後どないすんねん?」となりますので、私がクライアントにも推奨しているSEO勉強法を紹介していきます。
Googleの基礎構造を知る
本屋で最低3冊、SEOの本を買う
3冊の共通項を出す
共通していないノウハウは、ググって裏をとる
ググるうちに出てきた3冊にでてきていない言葉をぐぐる
1.Googleの基礎構造を知る
これは前述した動画の理解。またやる気があれば下記を読み込むのもおすすめです。
2.本屋で最低3冊、SEOの本を買う
「Web上に色々記事あるから、本買わなくてよくね?」と、思われる方が多いかと。
このステップ2の狙いは精神面です。
Web上の無料コンテンツだからこそ、気が抜けて、しっかりとモノにしない自分、また同僚を見てきました。
自分の金で勉強する素材は、元を取ろうとするので必死にやります。
また本の場合は編集者の客観視が入ってる他、競合の本に勝つために気合を入れて中身を作っています。
無料コンテンツは主観のみなので、漏れがあることも多いです。(もちろん本稿もがっつり主観なのでご留意を。)
3.本の共通ノウハウを抽出
前述した通り書籍は隣の本に負けないため、オリジナリティを出しています。
しかし…どんなにオリジナリティを出そうとも、前提となるSEOの知識・ノウハウの記載は似通っています。
この記載こそ、SEOの基礎であることが多いです。
共通項を洗い出し、それらをマスターすれば、SEOの基礎はほぼほぼ掴んでいます。
4.共通してないノウハウはググって裏を取る
一方、各書オリジナリティを入れています。
これは良くも悪くも必殺技になりうるかもしれないし、特定の業界にしか当てはまらないノウハウ、かもしれません。
自社に適合できるかどうか?、オリジナリティのノウハウが他にも活かせてるかどうか?、ググって類似事例を探します。
類似事例があれば再現性高いですが、なければ再現性が低い場合があるので注意です。
5.ググるうちに出てきた3冊に出てこなかったキーワードを探る
「4.共通してないノウハウはググって裏を取る」を進めているうちに「このキーワード・ノウハウは書籍にもなかったぞ?」と、初めてみるネタが見つかります。
無限ループですが、新しく出てきたネタも「4」と同じく、再現性が高いかどうかチェックを進めます。
まとめ
ステップは下記です。
アルゴリズムの理解アルゴリズムの理解アルゴリズムの理解アルゴリズムの理解アルゴリズムの理解アルゴリズムの理解アルゴリズムの理解
↓
最低3冊本を買う
↓
3冊の共通項を見つける
↓
3冊のオリジナリティの裏を取る
↓↑
裏探し中に出会ったネタの裏を取る
私も日々SEOスキルを磨いていますが、お客様からSEOのお手伝いを依頼された際、口酸っぱくいうのは「アルゴリズムの理解」です。
私について
私は現在フリーのマーケターとしてBtoC老舗メーカー、BtoB再生可能エネルギー事業のお手伝いをしています。
これまでの経歴は下記です。
1社目:ITベンチャー(デジタルマーケティング支援 & 海外SaaS販売)
4度、社内異動しました。
エンプラBtoC デジタルマーケティング支援 & 海外SaaS自社メディア運用
SaaSを活用したデジタルマーケコンサルティング& 海外SaaS自社メディア運用
BtoB SaaSマーケティング
SaaS カスタマーサクセス
↓
1社目退職
↓
無職
↓
2社目:外資SaaS新規営業
&
個人事業主としてBtoC革メーカーの支援開始
↓
2社目退職
↓
個人事業主のみ
これからはマーケティングの支援をしつつ、ポッドキャストに注力したいと考えています。
世界中のわくわくするIT情報を毎日サクッと5~6分で楽しく聞ける番組をやっています。ぜひ、聞いてみてください。
さらに、Oculus Quest2を活用したメタバースメディア…のようなことができないかと色々探っています。
記事をご覧頂き、ありがとうございました。