マーケティング戦略構築手法:目的
概要
ここでは戦略構築の目的、および戦略に活用できる経営資源の整理を行う。
目的の整理
なぜ戦略構築を行う必要があるのかを整理する。目的を定める際、3つのポイントを抑える。
━ 目的と3つのポイント ━
目的とは、達成すべき使命のこと
抑えるべきポイント1:目的は実現可能か?
抑えるべきポイント2:目的はシンプルか?
抑えるべきポイント3:目的は魅力的は?
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目的を整理する際、必ず戦略のカスケードダウンを意識する。
例えば、FRグループ全体の目的は「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」だが、ユニクロの店舗で服を畳む現場スタッフの目的は店舗の売上達成や顧客満足度向上かもしれない。
この時、いま自分がどのフェーズなのか、目的は何か、戦略は何か、戦術は何か、接している上層と下層の目的戦略戦術は何か。
これらを認識できてなければ、各層で認識ズレが起きる。
特に現場は近視眼になりがちなため、自分の仕事が最終的にはどの目的に繋がるのかを意識する必要がある。
経営資源の整理
目的が定まると、次のフェーズは目的を達成させるべく何に集中したらいいのかを考える。
ここで、経営資源の整理を行う。
なぜ経営資源の整理が必要なのか?答えは戦略の定義から読み取れる。
戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」のこと。
A set of choices to define how to allocate resources in order to achieve an objectives.
(引用文:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門)
そのため、まずは手元にどんな経営資源があるのか整理する。資源の種類は6つ。
━ 6つの経営資源 ━
1.カネ
2.モノ
3.ヒト
4.時間
5.情報
6.知的財産
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まとめ
「目的は何か?」「経営資源は何を持っているのか?」
これら2つの質問に答えられるようになったら、Whoのフェーズへ進む。
参考文献