マーケティング戦略構築手法:再考
概要
反証から得た結論を元に、目的〜Howを再整理する。
本パートでは目的〜Howの再整理と共に「やらないこと、できないこと、負けてもいいこと」と「その理由」を言語化する。
トレードオフの抽出
━「やらないこと、できないこと、負けてもいいこと」の例 ━
やらないこと
ディズニーランドは度を越した絶叫系アトラクションをやらない。
理由:夢の国のブランドイメージが崩れる。一方で富士急ハイランドは絶叫系でカウンターポジションを取っている。
できないこと
TVはYouTubeのような動画を作れない。
理由:TVは放送時間や尺が限定的、スポンサーとの関係、無礼なことができないなど規制が多く、やりたくてもできない。
負けてもいいこと
LCCは他の航空会社と比較して細かいサービスの質で負けている。
理由:LCCは座席や食事等におけるサービスの質が低い分、圧倒的な安さで他社に勝っている。
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「やらないこと」「負けてもいいこと」は戦術を進めていく上で変わっていく。
ただ「できないこと」の例では、政治、宗教、法律、自然、技術、金融など、自身の努力で変えることのできない事実が多分に含まれる。
まとめ
本パートでは「やらない/できない/負けている」と「その理由」を整理してきた。
「やりたい/できる/勝っている」ことはパッと思いつき、資料に書き出していることは多いだろうが、その逆を行っていることは少ない。
参考文献