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#278 発達性協調運動障害(DCD)について
「子どもの頃、なぜか体育が苦手だった」「不器用だと言われ続けてきた」そんな経験はありませんか?実は、これらの裏に隠れている可能性のある障害があります。それが発達性協調運動障害(DCD)です。私も最近知り、調べてみました。通常の学級に在籍する小中学生の8.8%に学習や行動に困難のある発達障害の可能性があると言われています。理解することで、どのように支援できるかを考えていきたいです。
1. DCDは、協調運動の発達に問題がある神経発達障害の一つです[1][2]。
2. 主な症状は、日常生活や学校生活での不器用さとして現れます。例えば:
- 靴ひもを結ぶ、箸やナイフ・フォークを使う、字を書くなどの細かい動作が苦手
- 体育やスポーツ活動での困難
- バランスや姿勢の問題[1][3]
3. 発生頻度は子どもの約5~8%で、ADHDと同程度かそれ以上に一般的です[1]。
4. 他の発達障害(ASD、ADHD、SLDなど)との併存率が高いです[1][2]。
5. 原因は完全には解明されていませんが、脳の微小な神経障害や小脳の機能に関連している可能性があります[3]。
6. 診断は通常5歳以降に行われ、専門家のチームによる評価が必要です[4]。
7. 治療法としては、作業療法や理学療法が主に用いられます。個人の特性に合わせた支援が重要です[4][5]。
8. 支援の際は、「楽しい」「できた」という成功体験を積み重ねることが大切です[4][6]。
9. 学校や家庭での配慮も重要で、ユニバーサルデザインの道具を使用したり、課題を小さなステップに分けるなどの工夫が有効です[5][6]。
10. 早期発見・早期支援が重要で、適切な支援により症状の改善や生活の質の向上が期待できます[4][6]。
DCDは決して珍しい障害ではありませんが、まだ十分に認知されていない面もあります。個々の特性を理解し、適切な支援を行うことが、DCDのある子どもたちの成長と自己肯定感の向上につながります。
情報源
[1] 発達性協調運動障害(DCD)とは・基本情報 - NHK ハートネット https://heart-net.nhk.or.jp/heart/contents/4_3/index.html
[2] 発達性協調運動障害 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E9%81%94%E6%80%A7%E5%8D%94%E8%AA%BF%E9%81%8B%E5%8B%95%E9%9A%9C%E5%AE%B3
[3] 発達性協調運動障害(DCD)|オンライン診療前相談受付中 https://www.charlotte-kodomo.com/column/dcd.html
[4] [PDF] DCD 支援マニュアル - 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001122260.pdf
[5] 【図表でわかる!】発達性協調運動障害(DCD)ってなに? https://www.teensmoon.com/chart/dcd/
[6] 発達性協調運動障害(DCD)の支援 - NHK ハートネット https://heart-net.nhk.or.jp/heart/contents/4_1/index.html