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【詩】 雨傘

ぽつぽつと
小雨になり
やがて 止んで
つぎつぎと
閉じてしまうひとたち
私はそれに倣えない

みどりの草葉に
雨粒
ひかり
映り込む 妙な思案顔
私は私を
覆ってくれるものが
ほしかっただけなのかもしれない

晴れ間がのぞいても
雨傘
ひとり
そんな違和感を
拭えずに
抱えて

No.88


※X投稿詩を書き直したものです。

お読みいただきありがとうございました。なにか感じていただければ幸いです。