「忙しそう」から「楽しそう」への転換
今回はここ最近思っている事と意識していることをつらつらと書かせて頂きます。
私はいま株式会社セキュアという会社で取締役かつ新規事業開発という役割を担っているが、元々セキュアに入った時は営業として入社した。少し遡るとセキュアに入社する前はスーパーの精肉部門で働いていた。セキュアという会社はITやAIの最先端を行くような会社なので、転職した当時はパソコンもろくに使えず、社会人としてのマナーやビジネス文章も分からず、右も左も分からない状況だったので、毎日終電まで勉強していた(笑)
話を戻して入社から3~4年は営業をしており、そこから新規事業開発部的な部署を立ち上げたいと社長に直談判して部署を立ち上げた。そこからは開発や技術、プロジェクトの進め方や、事業の作り方、マーケティング、コーポレートトランスフォーメーション、採用など幅広く業務をさせて頂いており、ありがたいことに毎日多忙な日々を送っている。基本的にオンタイム中は30分刻みで予定が入っている感じで、自分の集中して行いたい仕事は朝早い時間か、夜遅い時間に行っている。前提で言いたいのは忙しいのを自慢をしたいわけではない(笑)私はすべての仕事を自らがやりたいと言って行っているのでやらされている感もないし、知らないことを知る楽しさや、できないことが少しづつ出来るようになる成長実感を感じられているので、毎日がとても充実しているし、何よりワクワク楽しんで仕事をしている。少し話は変わるが、私の人生において仕事という位置づけを説明しておくと、仕事は自らの人生を豊かにするための一つの手段と考えている。なので社畜というような感覚もないし、自分が納得していない仕事や意味がないと思っている仕事はしないと決めている。
そんな中、セキュアでは1人1人の予定が共有できる運用にしているので、私のスケジュールも他の従業員から見れる状況であり、周りからは「いつも忙しそうですね~」「忙しいですもんね~」という言葉をかけられる。何気ない会話なので最近まではあまりその言葉を意識していなかったが、最近ふと気づいた。「周りから自分ってどう見えているんだろう?」と。私自身は仕事が好きだし会社が好きだし、お客様や協力パートナー様にも感謝しているから「毎日同じくり返しの仕事はするよな!」なんて考えで仕事をしているが、周りから見たら、ただ「いつも忙しそうな人」という風にしか見えてないのかもしれない?と思い始めた(笑)そして、これは会社の成長を阻害するとも感じるようになった。なぜなら後輩や若いメンバーがこの会社で頑張っても「いつも忙しくなるだけだ!社畜だ!」と、思われてしまうと思ったからである(笑)実際に私はそんなこと1ミリも思ってないが、私も人間なので疲れた顔や忙しい~的な言葉を漏らしていたのかもしれない(笑)今思えば従業員からは「社畜だな~あの人は」的なことを思われていたのかな?と思う(笑)
そこで最近はあえて「やらないこと」を増やすようにしている。「やらない」という選択はとても勇気がいる。ネガティブに捉えられるかもしれないし、あいつやりたくないから言ってるだけだろ?なんてことも思われるかもしれない。ただ、「全部やる」は「全部やれない」に等しいと最近は感じるようになった。実際、今年に入って業務量がかなり多くなり質の低い仕事を多く行うようなサイクルに入ってしまい、最終的に振り返った時に修正点も多かったり、期待した成果が上がらなかったことが往々にしてあった気がする。なので「やる」よりも「やらない」ことを意思決定することがとても重要だと感じるようになった。前提で何も考えずにやりたくないからこれやならいはNGだが(笑)そして自分が忙しいと後輩や他の従業員もあの人は忙しいからという理由で声をかけてこなくなる。そうするとコミュニケーション量が減って相互理解ができなくなったり、報連相の頻度が減ったり、悪いことが早期発見できずに問題が大きくなった時に気づく、などが起きていく。いま思えば自分の経験を振り返ってもそんな経験があった気がする。何より自分自身がワクワクしながら仕事を楽しんでいるのに、それを共有できていなかったり伝わっていなかったりするのが一番残念だ。基本的に私はいまとこれからはいくらでも自分次第で変えられるし、希望も持てるし、いくらでもハッピーになれると本気で信じている。だから私は仕事もプライベートも全力で楽しむがモットーだ。そんな楽しんでいる様を「忙しい人=辛そう」という見られ方をするのはかなり不服だ(笑)
まとめると、いま意識していることは「やらないこと」を先ずは選択していくということ、更に「忙しい」ではなく「楽しい」を周りにアウトプットしていくことである。よく「俺忙しいんだよ~」っていう人がいますが、メンバークラスが承認欲求でいうのはまだわかるが、マネジメントクラスがこれを言ってるとかなり痛いです(笑)メンバーに対しても、このまま出世しても「忙しいしかないのか!」と思われてその子たちは会社を去っていきます(笑)なので、自分以外の人にワクワク感や楽しんでいるということを意識(自然に)して伝わるように最近は仕事をしている。もちろん社内だけではなく社外も同様です。当然、時には余裕がなくなることもあるが、そんな時は仕事以外でのリフレッシュする時間を無理やり作るようにしている。仕事との非同期時間を設けることで最終的に仕事のパフォーマンスが上がると最近感じる。そしてこれはかなり重要だと実感している。そんなこんなで、いまは昔少しやっていたゴルフやギターに注力していて、ゴルフでは「年内に100切り」ギターでは「年内にライブ1回」を目標にしている(笑)ハードル低すぎ?(笑)仕事も好きで大事だが、自分のライフ的な部分も充実することで仕事面でもいい影響が出ていると思うし、そもそも余裕を持った顔になった気がする(笑)これからも「あの人忙しそう」という見られ方から「あの人楽しそう!楽しんでていいな!」と、思われるような転換をしていきたい。