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長期入院してしまったフリーランス | #11 入院生活のしおり

入院してもう6週間が経とうとしています。25年の人生の中で住んだ期間の長さトップ5に病院がランクインしてしまいました。

ある日突然入院する、ということは誰にでも起こり得ます。そこで、突然の入院生活が始まっても困らないよう、必要なものや準備など参考になればと思い記しておきます。

入院に備えて

今回病院を受診してそのまま強制入院となってしまいました。ほぼ手ぶらでした。仮に僕と同じ病気でなくとも、例えば事故に合えば同じような状況になると思います。必要なものは家族や友人に自分の部屋から持って来てもらわなければなりませんでした。そこで何より大事なのが、

"いつも部屋を綺麗に片付けておくこと"

です。まさかそのまま家にも帰れないとは思えず、ぶっ散らかった凄惨な部屋を晒してしまいました。常に最低限必要なものの場所がわかるよう、整理整頓しておきましょう。もしかしてこれは当たり前のことですか?

また、たとえ親兄弟であろうと見られたくないものの1つや2つあると思います。一人暮らしで油断している人も、こういう事態に備えてそれらは奥の奥にしまっておくのが良いと思われます。

入院生活で必要なもの

・保険証
言わずもがな。

・印鑑
何かと書類の記入などあるので必要になってきます。

・着替え一式
服の類も自分で用意する必要があります。ベッドの上が多いのでゆったりとしたものがよいです。コインランドリーもたいてい病院内にあるので数日分手元に置いておけばOKです。身体が動かせないときはお願いすればヘルパーさんが洗濯してくれます。レンタルのパジャマもありますが、おおむね¥500/日くらいするので可能なら自分のものを持参したほうが良さそうです。
手術着やICUに入る際のパジャマは専用のものがあるので病院から支給されます。

・歯ブラシ
入院初日は用意できなかったので、歯ブラシがわりに棒付きのスポンジ?のようなものを使わせてもらえましたが、ほとんど磨けた気がしませんでした。

・コップ
食事の際のお茶や歯磨きの際に使います。手術後の身体が起こせない1週間くらいはストローふた付きのコップでないと水分が摂取できませんでした。

・箸
用意するまでは割り箸を使わせてもらえましたが、看護師さんからのさっさと自分で用意しろと言う無言のプレッシャーが刺さります。

・ボディソープ、シャンプー、髭剃りなど
こちらも自分のものを用意してお風呂のたびに毎回浴室に持っていく必要があるので、トラベル用の小さいものが便利そうです。長期入院になりそうだと大きいサイズのほうがコストは抑えられますが、毎回浴室まで持っていくのがちょっと嵩張って面倒です。もちろんスカルプシャンプーを使ってます。

・現金
基本的には退院時に入院費用支払うまで現金が必要になることはないのですが、自販機、売店、洗濯など細かなお金があると便利な場面があるのでいくらかは手元においておくと安心です。

基本的に入院中の必需品は病院内の売店に売っています。

入院生活であると便利なもの

・箱ティッシュ
手元に置いておくと何かと便利です。

・トライボールZ
とくに心臓の手術を行うと術後呼吸機能が低下するので、呼吸筋トレーニングに便利です。チューブの先から息を吸い込んで、どれくらいボールが浮き上がるかで肺活量を確認できます。術後4回くらいは練習しました。

・ノートPC
配信で映画を観たり、映像編集したり、SNSに張り付いたり、noteを更新してインフルエンサーを目指したりするときに便利です。
タブレット、スマホでも代用できるかもです。
ちなみにMacbook ProにAdobe CC入れてます、まだしばらく現場に出れないので編集案件ありましたらお待ちしております(営業)

・ポケットwifi
入院した当初は最初スマホのテザリングを使用していましたが、瞬く間に通信制限がかかったのでポケットwifiをレンタルしました。日、週、月単位で借りたりできるみたいです。通信速度の差などのプランによって¥5,000~10,000/月くらいで借りれます。病棟にwifiはたいていないようなので、とくにストリーミングサービスを利用するなら必須かと思います。

・ジャンプ+
電子版の週刊少年ジャンプが毎週月曜午前5:00に更新されます。手術日が月曜日の午前の予定の場合、雑誌だと買いに行く余裕はありませんが電子版なら最新号を読んだうえで心置きなく手術に望めるので、これも必須です。

・Netflix
Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」、すこぶる面白かったです。
ちなみに加入後1ヶ月は無料でコンテンツを楽しめます。ナイスですね〜。

今の時代はネットコンテンツが豊富なので、時間を潰す手段はいくらでもあるのは本当にありがたい限りです。


差し入れされて嬉しいもの

「お見舞いの際に何を持って行けば良いのか考えるのは意外と難しい」というご意見をいただきました。以下この入院中にいただいた嬉しかったものなど列挙していこうと思います。参考になれば幸いです。

・お菓子
味の薄い病院食が続くと舌が寂しくなってくるので、甘いものがいただけると非常にhappyな気分になります。とはいえ食べ過ぎはよろしくないので、小さめのものが有り難いです。病院によっては部屋に冷蔵庫がないので、少量ずつ食べても日持ちするものが助かります。

・餃子
「ラーメン食べたい」とふと漏らしたら「ラーメンは無理だったから代わりに…」というお気遣いのもと持って来ていただきました。巡回の先生に見つかりましたが「それ食べれるなんてずいぶん元気になったじゃん」という一言をいただいたのでたぶん食べても大丈夫です。ニンニクの匂いが立ち込めるので相部屋かどうか要確認ということで。

・ツボヘッド
育毛のためには頭皮マッサージはかかせません。

・水のいらないシャンプー
症状によってはしばらく風呂に入れなかったりします。そのときは濡れタオルで体を拭くのですが、それだけではどうしても不十分に感じます。水のいらないシャンプーはスッキリさっぱり感もあって非常にありがたかったです。

・書籍類
基本的にはベッドの上で過ごすので、本もいただけるとすごく嬉しいです。持って来てくれた皆さんの趣味趣向も垣間見れるのが面白くもあります。小説などが多い中、あざらしの赤ちゃんの写真集はとても和みました。ただ、比較的本を持って来てくださる方は多いので、気づけばかなりの量と重さになります。手術などを控えて部屋の移動が考えられる方の場合は1冊程度に絞った方がいいかもしれません。

・置物
殺風景な病室が一転華やかな雰囲気に。
なお、生花は衛生上の問題で病院側からNGが出ることが多いようなのであらかじめ確認した方がよさそうです。

・Amazonギフト券
ありがとうございます!!!


正直なところ入院生活は、外にも出れず話し相手もおらず、病気に対する不安感からかなり寂しい日々でした。そんな中、モノ云々よりもお忙しい中わざわざ時間を作って顔を出してもらうだけで、ただただ非常に嬉しいものです。

おかげさまで僕も、長い長いと思っていた入院生活も終わりが見えて来ました。多くの人に支えられて生きていることを実感します。本当にありがとうございます。

もしもの時は、ぜひ上記を参考に充実した入院ライフをお送りください。

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