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私の妻は摂食障害(依存編)

どうもみなさんこんにちは!
今週も始まりました私の妻は摂食障害のようちゅけです。

依存ってみなさん知っていますか?
私は知りません笑"

しかし妻は摂食障害の為、観察していると直面する問題の1つでもあります。

タバコやお酒の依存
違法で言えば薬物の依存

そんな中でも摂食障害の依存と言えば
食べ吐きがやめられない!

ここさえ乗り越えられればと思う人が多分ですが多いのではないのでしょうか??

確かに食べ吐きを無くせば「依存」から解放されるかもしれませんが

そんな簡単な問題じゃないのはご存知ですか?
もっと根の部分を解決しなければ食べ吐きは止まりません笑"

家族の方達がよく思う疑問としては先程も言いましたが
「食べ吐きをやめれば治るんだろ?」
だと思います。

食べ吐きはざっくり言えばおまけです。

例えば風邪を引いたと思った時に鼻水が出てきます。鼻水を止めたら風邪が治ったと言うことにはなりませんよね?
体内にある菌を倒さなくては治った事にはなりません。
食べ吐きって言うのはその鼻水と同じなんです。

では体内の菌を倒すにはどうしたら良いのか?
栄養のある物をよく食べてよく寝る。
中には体を暖めて汗をかいたら体を拭いて
お風呂に入ってたくさん汗をかいて…等
色々方法はあると思います。

そうなんです。
根本を治さないと食べ吐きは終わりません。

タバコやお酒は体から抜ければ、または
最初は辛いけど何年も断酒や禁煙をしていれば…
辞めれる人は辞めれます。

そこで私が目をつけたのは依存でした。

私の妻にはどんな依存があるのかな?

そんな簡単な疑問が深い闇の入口でした。


私の妻は子供の頃に親や兄弟に話を聞いてもらえなくて自身の存在を疑問視する様になりました。

その事が原因なのか、はっきり分かりませんが

「人間に依存している」

と言うことを発見しました。


妻に関わる

こんな話があります。
妻は大学生の頃にお付き合いした方がいました。
仮に鈴木君とします。
要は元カレってやつです。

数年前に妻の実家に電話がありました。
「すみません妻さんはいらっしゃいますでしょうか?あ、いらっしゃらないんですね
同窓会の連絡をしたいので妻さんの電話番号を教えて頂きたいです。」
この電話、鈴木君でした。

妻の親は何も知らずに連絡先を教えてしまい
妻に連絡が行きます。

以後鈴木君の連絡の内容としては
「最近やってないからやらせろ」
「お前はオレの言うことだけを聞いてればいい」
「言い訳はするな、連絡した時は必ず返事をしろ」

この様な内容になっていました。
かなり高圧的な対応です。
当時付き合っていた時も2人でいる時は高圧的な態度を取られて、満たしたい時は
電話で家に呼び行為に至ったと言っていました。
最終的には鈴木くんが浮気をして別れたとのこと。


自己中過ぎる内容です。
ちなみに10代20代の会話じゃないですよ。

妻は怯えてしまい旦那の私と精神科の先生に相談しました。
私はあまりにも子供じみた内容に相手にするだけ無駄だよと言いました。
しかし妻はここで人間依存に引っかかります。
私と子供がいるので体を許すわけではないし、会いはしないのですが必ず連絡を返していました。

妻の内容は
「私には家族がいるからあなたには会いません」
「あなたにも家族が要るのでしょ?家族をもっと見てあげてください」
「もう連絡して来ないで」
と言う内容です。

しかし鈴木君は引きません。
当時の記憶のままの妻を想像し連絡してきているのだと思います。

何度も何度も妻に連絡してきます。

まず鈴木君が何故妻の話を聞かずに連絡をするのかを分析しました。
鈴木君に家族がいるのは間違いないそうですが家庭内では居場所がない生活を強いられている様子です。
ストレスのはけ口として妻に連絡をしていると言うことだと思います。
家庭の事情?で下手にお姉ちゃんの店には行けないのでしょう。
お小遣い制なのかもしれません。
妻に連絡する=自己処理道具
としか見ていないのかもしれません。

しかし精神科の先生は一味違いました。
「治療に利用できる最高の存在じゃん!」

ここで妻の依存をもう少し見ていきます。
妻は連絡を返さないとか、LINEをブロックしたり
”二度と連絡ができない状況”を作る事が出来ません。
例え自分が下に見られて自己中を言う相手でも縁を切ることが出来ません。
これが中盤あたりで言った「人間依存」です。
どんなに馬鹿にされたとしてもその人の中に自分の価値があるんじゃないかと言う希望があるんです。

鈴木君は妻に価値を見ている可能性がある=縁を切れない
だから何を言われても切れないんです。
けど絶対に会わないと言っていました。
理由としては”当時の記憶が鮮明になるから”とのこと。
鮮明になればなるほど苦しくなるし思い出したくない。
涙が出るほど辛い日々だったということです。

さて話は戻して精神科の先生が
「治療に利用できる最高の存在じゃん!」
と言ったのには理由があります。

①鈴木君に何を言っても連絡をしてくる
まずは自分の言えない事を思い切り言う練習
鈴木君に思い切り失礼で言われたら嫌われる言葉を投げかけてみる事が
良いポイントだと先生は言います。
確かに、妻は一般的な人よりも人に意見が言えません。
それは人に嫌われるのが怖いからです。

②連絡を無視する日にちを少しずつ伸ばしていく。
見たらすぐ返事ではなく1日1日伸ばす事により、頭の中で自分の意見をまとめる時間を作る事が出来る。

③連絡出来ない状態を自分から作る
これは最後の砦ですが、先生からGoサインがでたら
連絡出来ない状態を自分から作るようにする。

この連絡が取れない状態を作るのが一番大変そうでした。
連絡を取れない状態=一生会えない存在=妻に存在価値を持つ存在の消滅
と言う流れになります。
感情で説明するなら、どんな人でも
親族が4んだ時のショックや辛さくらいの衝動がくるらしいです。


という難題を妻はすべてクリアしました!(凄いぞ妻!)

しかし予想外の問題が発生!
なんと違う連絡先から鈴木君が連絡してきました。
妻に依存していたのは鈴木君なのかもしれません。

ここで嬉しい情報が。
妻は数ヶ月かかりましたがもう一度断ち切る事が出来ました。
1度目は4年掛かったのが2度目は2ヶ月くらい。
トラウマを少しだけ治療出来たのかもしれないと思います。

今思えば妻はすごく不安だったと思います。
連絡が来たら必ず「嫌かもしれない話していい?」
と保険をかける様に話をしてくれました。

私は一度たりとも嫌な顔はしないでしっかり話をきいて
なんなら連絡の内容を見せてもらいました。

先生の使える人材のおかげで妻は少し気持ちが楽になったと思います。
鈴木君には悪いけど、妻の治療に関与してくれて感謝しています。


長くなってしまいましたが、妻の依存のお話をさせていただきました。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

また来週も私から見た妻の話をしていきたいと思います。
それではまた!バイバイ!


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