ライドシェアドライバーになる。
何かと反対意見が多い日本型ライドシェアですが、海外旅行でGrabに助けられている私としては、日本でもこのライドシェアを普及させるべきだという謎の使命感により、ライドシェアドライバーになることを決めました。
そこで、私がライドシェアドライバーになるまでの様子をお届けしたいと思います。
ライドシェア応募の動機
私は海外旅行が大好きで、主に東南アジアを旅行していますが、今まで散々空港からのタクシー利用で嫌な思いをしてきました。しかし最近では、東南アジアではGrabが普及し、移動で嫌な思いをすることがなくなりました。
未だ空港からGrabを利用する際には、偽Grabドライバーがたくさんいて、ストレスは少し残りますが💦
Grabは旅行者にとって、行き先を正確に伝えられるし、乗る前に料金は明確になっているし、キャッシュレスで決済できるという、本当に神アプリだと思います。
日本に来る旅行者も当然このように考えているので、インバウンドの増加によりUberの利用者はますます増えると思います。したがって、少しでも旅行者の方やインバウンドの需要に応えるためにも、ライドシェアドライバーになろうと考えました。
ただ、日本ではタクシーもライドシェアも同じ料金であるため、安価で利用できるライドシェアではありませんが、タクシー不足の解消という意味合いで貢献できると思っています。
Uberのサイトからライドシェアの応募
2024年9月26日にUberのドライバー募集のサイトから、ライドシェア応募フォームに必要事項を記載し申込を行いました。
申込みフォームに、面談の予約というリンクがあるので、こちらをクリックし、当日空きがあったので、26日の15時からUberの社員の方と電話面談の予約をします。
この時に説明を受けたのは、 Uber Eatsは個人事業主として働くことになるが、ドライバーの方は、個人事業主ではなく、タクシー会社の方にアルバイトで入るので、給与としてもらうことになる。そして、シフトに応じて働いてもらうことになるので、自分で好きな時間に働くというようなEatsのような働き方はできない。それでもよければ次の説明会に進んでくださいということで、タクシー会社が主催する説明会のアポを取ることになった。
タクシー会社の説明会は週2回実施されており、いちばん早い10月1日 17時30分の回に参加することになった。
その説明会までに、免許証の裏表、健康診断の結果、車検証、自動車保険の証書、車の写真をメールで送れるように準備しておいて下さいということでした。
タクシー会社の説明会に参加
タクシー会社の説明会はzoomで実施されました。
参加者は8名ぐらいで、みなさん顔出しで参加されていたが、私はカメラがなかったので、顔出しはできませんでした。
最初にタクシー会社の方から自己紹介があり、会社紹介など5分ぐらいした後、詳細のライドシェアの仕組みや、給与の概算などの説明が、あらかじめ作成されているビデオを流す形で20分程度説明があった。
内容としては、
・東京で稼働できる時間帯、許可されている台数
・服装は自由
・ Uberについては相互評価がある
・時給は1400円か、売り上げの金額に応じた報酬(約半分ぐらい)の高い方
・研修期間の時給は1150円、同乗研修は1〜2時間(車を持っていない人)
・勤務は、渋谷、目黒、世田谷、港区あたりを走ってもらいたい
・高速代は出るが、帰路の高速利用は自腹となる
・この後は健康診断、車輌点検、適性検査を受けてもらう。
と言うような内容でした。
zoomのアカウントは無料版を使っているらしく、40分制限の中で実施されたため、ビデオを流し終わった後の質疑応答はなく、気になることがあればメールで質問してくださいということで、ここまでで問題なければ、車検証とか写真類をメールで送るように指示がありました。
メールでタクシー会社とやり取り
タクシー会社からメールで必要書類の詳細のメールが来たので、それに添付して車検証や保険証などの必要書類をメールで送りました。
その後、タクシー会社から、車輌点検と適性検査の日程調整のメールがあり、希望日時を答えて、予約をとっていただきました。
車輌点検
10月10日に私の車の車輌点検に行きました。
私は会社の健康診断を5月に受けていたので、今回は必要ありませんでしたが、もし健康診断を受けていない人は、車輌点検と健康診断を同時に受けられるようです。
朝10時からの約束で、15分ぐらい前に整備工場に到着しました。結構混んでいる道路で、ナビの案内では角を曲がった先にあるように表示されていましたが、たまたま信号待ちで止まった、曲がり角より30mぐらい前のところだったらしく、整備士の人が声をかけてくれたためスムーズに整備工場に到着することができました。
点検にかかった時間は大体15分ぐらいでした。結果は条件付き合格となってしまい、新車の時からずっと履いていたタイヤに亀裂があるということで、このままだとダメですということでした。
早速、帰り際でガソリンスタンドにより、タイヤ交換の費用を聞いたところ、14万5千円ということだったので、一旦持ち帰り、価格Comで調べたところ、ピレリのタイヤが一本12000円強で出ていたので、ネットで申し込みました。
大手ガソリンスタンドのネットサイトで、取り付けのスタンドを日時指定できるので、とても簡単でした。
タイヤのネット通販だと、タイヤは安く買えても、交換してくれるところを自分で探して、予約して、タイヤの送り先をネット通販の会社に連絡してと面倒臭いイメージがあったのですが、上記サイトだとタイヤの購入と、交換作業の予約が同時にできて楽勝でした。しかも、このピレリのタイアの最安値のお店でしたので、取り付け費込みで約58000円になりました。
(Amazonでタイヤを買っても、取り付け店の予約もできるようです。)
適正診断
錦糸町に適正診断を受けてきました。
私の受付時間は14:30で、受付は14:20から開始となります
受付で予約確認書を見せて受け付けます。
その後現金で費用(4800円)を立替払いします。
領収書をもらえるので、それを無くさないようにする必要があります。
お金を払い終わったら、適正診断を実施する席の番号を与えられるので
そこの席まで移動します。
ゲーム機で使うようなハンドルがついたパソコンの席に座ります。
ヘッドホンをしてパソコンの指示に従い診断を開始しますが、
ここでちょっと困ったことが・・・
座席は普通のオフィスの椅子で、キャスター付きだったので、アクセルやブレーキを踏む動作をすると、椅子が後ろにスーとずれてしまいます。
普通のパイプ椅子を置いてもらう方が全然いいと思いました。
適正診断の内容についてはあまり書くとネタバレになるので書きませんが、高速で動く文字を読んだり、周辺視野をテストする内容だったり、車の運転以外の内容のテストもあります。
運転のテストは、やはりゲームなので、あまり臨場感がなく、スピードが出過ぎないようにメータをこまめにみておく必要があると思いました。
診断の時間は1時間ぐらいで、終わった人から部屋で待機し、係員の方から今回の診断の総括のようなものがあり、診断書を渡されて終わります。
14時30分から受付を開始し、16時ぐらいには終わったように思います。
今回の適正診断を受けてみて、やはり車の運転というのは、反射神経や運動能力、洞察力や判断力が必要であり、こういったスキルがとても重要であることが再認識することができ、有意義であったと思いました。
初任者研修
適正診断が終わったことをタクシー会社に連絡すると、次は初任者研修を受けてくださいと、3時間の動画が送られてきました。
内容としては、
・前回の説明会の復習
・運送業に関係する法律の説明
・タクシードライバーとしての心構え
・事故が起きた時の対処方法
・アプリの使い方
というような感じでした。
前回のzoomの説明とは異なり、動画ファイルを見て学習する方法であったため、何回か見直すことなどもでき、とても良かったです。
タイヤ交換
10月21日に予約したタイヤの交換に行ってきました。
すでにうさマートからガソリンスタンドに直接送ったという連絡は来ていたので、予約した時間に行くだけです。マンション住まいの私としては、とても助かります。
しかしまたもここでやらかした😰
予約した時間は14時からだったのに、なぜか適正診断の診断の時間14:30と勘違いしてしまい、車で運転している間に時間を間違えたことに気づく。
そこからはまるでバイクを運転するように必死でスタンドまで走り、なんとか15分遅れぐらいで到着できた。
スタンドでは特に作業が混んでいるような感じはなく、特にお咎めもなくほっとした。作業は1時間強かかり問題なく終えることができました。
契約書の送付
先日の適正診断の領収書をどのようにしたらいいか聞いたところ、契約書を送るので、領収書とともに返送してくださいということで、タクシー会社から書類が送られてくるのを待ちました。
契約書だけが来るのではなく、アルコールチェッカーも一緒に送るようで、その在庫がないため暫く待つように連絡があり、10月25日にようやく書類一式が送られてきました。
契約書類は、労働契約書や入社契約書、誓約書や副業の届出申請などいくつかあり、サインしてPDFにして送ったり、郵送で送ったりします。
あと、タクシー会社とLINE登録して、始業開始の点呼などをLINEで実施するようです。
12ヶ月点検
先日の車両点検の際に、もうすぐ12ヶ月点検なので受けてくださいねと言われた。ライドシェアをやっていなければ12ヶ月点検などわざわざ受けないのだが、人を乗せて走る以上受けないと行けないということで、仕方なく受けることにした。
ディーラーからも電話が来ていたのだが、6年乗っている車で、前回の車検の時からバッテリーを替えるように言われていたのだが、今回は流石に替える必要があり、できるだけ安くバッテリ交換をする方法を探す。
やはり一番安いのは、ネットでバッテリを購入し自分でつけるのが安いが、今の車は色々トラップが潜んでいるようなので、バッテリ交換を依頼できる店を探します。
イエローハットがバッテリ交換できるということで電話して聞いたが、VWのゴルフのアイドリングストップがある車だと、コンピュータの設定をする必要があり、もしかしたらできないかもということだったので、色々探して、近所のベンツの認定工場とかにもなっている結構大手の修理工場にメールで問い合わせると、問題ないということなので、12ヶ月点検とバッテリ交換を依頼することにしました。
バッテリは、楽天でMade in GermanyのVARTA社のバッテリーを26730円で購入した。
ディーラでバッテリ交換すると、65000円ぐらいかかるようであるが、楽天と近所のディーラでは35000円ぐらいになりそうなので、3万円近く節約できると思います。
Uberアプリの設定
10月28日 Uberから突然メールが来て、指定したサイトからアプリを登録するように指示がありました。アプリを入れた後、自分の写真をアプリ上で撮影し、車検証と自動車検査証記録事項の写真を撮って送るように指示がありました。どうやら、タクシー会社からも同じ情報が送られており、私から送った情報と照合して問題なければ利用できるようです。
ということで、約1ヶ月でライドシェアドライバーとして準備が整い、ようやく明日には初ドライブに行く予定です。
どんな旅行者の人を運ぶことになるのか楽しみです。
いくらぐらい稼げるかなどについてはしばらくやってから報告したいと思います。