見出し画像

短答攻略クエスト - 憲法完了(814問);行政法(アメリカ法)読了

7/14の短答式試験の1ヶ月前に中断して以来、久し振りに、短答の脚別アプリ、短答過去問クエストを再開。やっと憲法が終わりました。

正答率は74%。もちろん、脚別のため、前の問題の解説を読めば後の問題の答えも分かることが多いため、実際の正答率はもう少し低いと思います。

憲法を再開するまでは、アメリカ法の行政法を読んでいました。ペースは、本文部分の188ページを14日間で読んだので、1日平均で13.4ページ。期待に違わず素晴らしい内容で、立法・行政と司法審査との関係について一気に見通しが良くなり、憲法の問題に取り組む際もノーストレスで問題に取り組めました。

行政法に関しては、昨年行政書士試験(落ちた)の過去問を解きながら精読した『基本行政法』の内容も良かったように記憶していますが、例えば、日本の行政法で規定されているのと同様の原告適格が整理されるまでの試行錯誤の過程が辿れるのは、判例法の国であるアメリカ法を学習する大きなメリットであり、日本の教科書では不変の正解として書かれているようにも思える要件が、絶対的なものではなく、ほぼ確定とは言えるものの濃淡を持ったものとして捉え直せるのはありがたいところです。

さらには、日本の法律に対するアメリカ法の影響の大きさも思い知らされます。アメリカに留学したキャリア官僚を経由してなのか、アメリカの事情もよく知る研究者からその教えを受けた方々の主導によるものなのか、それとも、それ以外なのか。

かなり前、アメリカの会計学の教科書を読んだときも痛感しましたが、日本の経済や法律システムの基本的な考え方や専門用語は、ほぼ全てと言ってよいくらい、アメリカの対応分野の教科書にも記述を見いだせます。

そうすると逆に、明治より前の日本の法律はどうだったのだろうと不思議に思うくらいです。

--------------------

ともあれ、引き続き、短答過去問に取り組もうと思います。次は商法行政法。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?