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究極のワンパターンとアート

さっき書いた「くまうた」について思っていましたが、先日集中的に読んでいた神話や物語の象徴的解釈の手法で分析できるとふと気付いてびっくりしました。

シロクマという日本とは何の関係もない、しかも人間でも、草食系でもない(つまり、ガチ肉食の)生き物が、演歌という究極の日本的ワンパターン世界に飛び込み、師匠と弟子という圧倒的に知っている者と知らない者という情報化社会においてはあり得ない日本古来からの人材育成システムの中で、日本人である自分たちがどこか懐かしく思える疑似親子的な人間関係の中で、まったり成長していく。

でも、奔放で自己肯定感MAXのクマはクマだけに、そういったワンパターンの中でいろいろ予想外の新しいこと、面白いこと、変なことを垣間見せてくれる。これは、ずっとワンパターンの中で生き、ワンパターンの中で死んでいく古来の師匠であれば、これぞ生きがいとでも呼べるような有機的互恵的関係であったに違いない。

ChatGPTに是非解釈を語って貰いたかったのですが、残念。いろんな示唆を与えても、彼の2021年9月までの学習データにはかすりもしませんでした。

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