伊藤真試験対策講座『債権総論』を読んだ - 7/15冊目
7冊目は全15巻の試験対策講座の第3巻『債権総論』を読みました。
6/9~6/29の21日間、本文部分で382ページあったので、1日平均で18ページほど。
令和4年度の短答過去問で受けた印象を元に、かなり変則ですが、会社法、民事訴訟法、刑事訴訟法、行政法を先に読み、ここから第1巻から順に、民法総則、物権法、そして今回の債権総論と読んでいます。
会社法から行政法までは1日平均30~40ページ程度のペースで読んで来たのですが、1巻の民法から今回の債権総論までは1日平均で20ページ弱です。
同じ法律科目なのに、それぞれ全く違う印象で、民法に関しては、ややこしくて細かくて一見意味不明な文章で埋め尽くされていますが、テキストを参考に、丁寧に各条文が想定しているケースを追って、一語一句を丁寧に読み解いていけば、確実に知識と理解を伴って前に進んで行けている実感があります。
民法が全15巻のシリーズで最初に置かれているのも納得です。
あと、かなり前触れたように、民法の総則、物権法、債権法を扱う1~4巻、親族・相続を扱う12巻は、それぞれ、ほぼ、平成29年(2017年)の大改正(概ね令和2年、つまり2020年施行)に対応しています。
物権法の改正はほとんどないため問題なしです。
改正については、改正前の法令を整理したり、判例法理を明文化したりといったことが中心で、改正前、改正後の条文を比較して丁寧な記述がされています。
これが本当ありがたかったです。また、改正前後を比較することで、条文が絶対的なものでなく、かなり柔軟に解釈・変更されうるものだという気付きも得られました。
司法試験が7/12~7/16の休日を挟んで4日間、うち、司法試験予備試験は短答のみの7/16ですね。
僕は今年受けませんが、予備校または通信教育利用のスケジュールなどもそろそろ検討したいと思ってます。