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罪深い!勇気を奪う3つのNG行動

 みなさん、こんばんは。
 
いつも読んでいただきありがとうございます。
 
今日は、自分自身の成長に焦点をあてます。
 
キーワードは「勇気づけ」です。
 
最後までぜひ読んでください。
 
 
今日の要点
・「高すぎるハードル設定」「達成できていないことの指摘」「人格否定」が勇気をうばう
 
 

1 こんな親、上司、指導者はいやだ

僕 
「おまえだったら、100点取れるぞ!」って息子を励ましたんだけど、全然勉強に取り掛かろうとしないんだよな~。勇気づけ理論って聞いたから試したのに。
 
師匠 
もし、自分がそれを言われたらどういう気持ちになるか考えてみるといいぞ。
 
僕 
どういうこと?
 
師匠 
おまえは子どもの頃、100点を取れるタイプだったか?
 
僕 
そりゃあ、だいたい80~90点くらいはだいたい取っていたかな。
 
師匠 
じゃあ、100点取れるぞって言われればやる気も出たかもしれないな。じゃあ、もし、おまえが30とか40点ばかり取ってる子だったら、どうだ?
 
僕 
「は?何言ってんの?」とか感じると思います。
 
師匠 
そうだろう。でも、「100点取れるぞ。」って言った側の人間は、普通本気で勇気づけようと思って言っているわけだ。
 
僕 
たしかに。
 
師匠 
つまり、よかれと思ってとった行動が、実は相手の勇気をくじいていることがあるというわけだ。
 
僕 
それだとなかなかこわくて、相手を励ましたくてもできないなあ。
 
師匠 
そういうときこそ学ぶべし!今から、実は勇気をうばってしまっている行動について、アドラー心理学の見地から紹介しよう。
 
僕 
よ、よし、学ぶぞ!
 
師匠 
きっと話が終わった時には、今までの自分を振り返って自己嫌悪に陥っているかもしれない。
 
僕 
うっ、たしかに。
 
師匠 
それでもいいのだ。現状を知ることが大事だ。
 
僕 
はい。
 
師匠 
時間は前にしか進まない。これからの行動を改めるきっかけにしてほしい。
 
僕 
よっ、よろしくお願いします。
 
 




 

 2 3つのNG行動


(1)高すぎるハードル設定

師匠 
NG行動の一つ目は「高すぎるハードル設定」だ。
 
僕 
ほう。どういう意味ですか?
 
師匠 
さっきも例に挙げたが、「夢をでっかく持て!」的に悪気もなく、ついかけてしまいがちな言葉だ。もちろん奮い立つ人もいるとは思うが、全員がそういうわけではない。
 
僕 
例えば?
 
師匠 
それは、何度も何度も挑戦しているのに、目標が高すぎて全然達成できないケースだ。東大に入れと周りに言われ続け、何年も何年も合格できなかったらどんな気持ちになると思う?
 
僕 
なんか、みじめな気持ちになっていくのかもしれません。
 
師匠 
そうだろう。失敗し続けているのに、毎回変わらぬモチベーションで挑戦し続けるのは骨の折れることだ。たしかにやまない雨はないという人もいるかもしれないが、それでも、世の中のほとんどの人は心が折れ、意欲が減退してしまうだろう。
 
僕 
たしかにそうですよね。でも、じゃあどのくらいのハードルをイメージして声を掛ければいいんですか?
 
師匠 
いい質問だ。結論から言うと、逆をすればいいんだ。「高すぎるハードル」の逆は「半歩先のハードル」。つまり、少し頑張れば達成できるハードルを用意してあげればいいんだ。
 
僕 
なるほど。それで達成すれば次のハードルに向けての大きなモチベーションになりそうですね。
 
師匠 
そのとおりだ。ハードルを超えていくことほど、充実感を感じることはない。ちなみに箱根駅伝7度優勝の青山学院陸上部の原晋監督も、著書で半歩先の目標を立てさせると書いてあったぞ。
 
僕 
分かりました。ありがとうございます。
 


 

(2)達成できていないことの指摘

師匠 
NG行動の2つ目は「達成できていないことの指摘」だ。
 
僕 
これは分かる気がします。何度調整しても達成できていないだけでも、勇気が奪われるのに、「なんでこうなの?」「どうしてそうしたの?」などと、言われると言われた側はやってられねーよという気分になりますよ。
 
師匠 
そのとおりだ。百歩譲って、やってられねーよという感情を態度に出せる場合はいいが、それができない関係性だと、その場しのぎの回答に終始することになり、何も反省は生まれない。成長もない。
 
僕 
しかもそれ以上に、指摘した側と指摘される側の人間関係は最悪なものになりそうですね。
 
師匠 
そうだ。結果を責めても問題の解決には至らない。
 
僕 
でも、結果を責めずに問題を解決するなんてできるんですか?確かに、結果であーだこーだ言われるのはメンタルやられそうだけど、必要なんじゃないですか?
 
師匠 
いい質問だ。達成できていない部分の指摘を加点主義に変えてみたらどうだ?今できている部分を確認していく中で、次の目標を決めるんだ。
 
僕 
なるほど!それなら、ポジティブな気持ちになりそうだ。そんな声かけなら言われた方もうれしいはず!
 
師匠 
そうだな。あと、付け加えておくが、次の目標は教える側が一方的に決めてはだめだぞ。
 
僕 
どういうことですか?
 
師匠 
次の目標は教える側が決めるのではなく、相談しながら決めていきます。まあ、教える教えられるという関係ではなく、伴走者って感じだな。
 
僕 
しっくりきました。
 
師匠 
できている部分を伸ばす、苦手なところを強化する、どちらもありだろう。加点主義で今の自分を客観視する中で、本人の納得感のある目標を設定していくことが大事だ。
 
 


(3)人格否定


師匠 
NG行動3つ目は、事実や行動についての指摘にとどまらず、人間性まで否定することだ。もはやチームワーク、良好な関係は存在しなくなるだろう。
 
僕 
そういえば「だから、おまえはだめなんだ。」とか、言われたことあるかも。
 
師匠 
そのときどんな気分だった?
 
僕 
顔も見たくないし、口もききたくないし、何なら・・・(自粛)
 
師匠 
だな。自分は何をしても認めてもらえないと感じてしまったら、勇気どころの話ではなくなってしまう、最も悪質なNG行動だ。
 
僕 
教える側も、つい熱くなって人格否定みたいなこと言ってしまうんだろうな。そうならないようにはどうしたらいいんですか?
 
師匠 
ずばり「パーソナリティの違いを認める」だ。自分の価値観が唯一だと思ってしまうから、人格を攻撃してしまうのだ。自分は自分、相手は相手なんだ。そこをしっかり意識することが大事だ。
 
僕 
パーソナリティの違いを認めるか…。多様性の時代だもんな!!
 
師匠 
付け加えておくが、「感謝」をしっかり伝えることも人格否定の対極にあって、よい関係性を築くことにつながるから意識しておくといいぞ!
 
僕 
ありがとうございました!!
 
 
 
 
 
 
いかがだったでしょうか?
 
「やっちまってるよ~」と思った人、大丈夫です。
 
人はいつからでも変われます。
 
ぜひやってみましょう。
 
あるインフルエンサーは、自他ともに違和感があるくらい、行動を変えることが大切だと言っていました。
 
私は最近気持ち悪くなるくらい、感謝の気持ちを言葉に出して伝えています。
 
妻から「熱でもあるの?」と言われる始末です。
 
でも、その違和感が成長している証拠です。
 
みんなで頑張りましょう。
 
 
 
 
今回の記事が、わずか1ミリでもあなたの助けになっていればうれしいです。
 
それでは、今回も私の大好きな寅さんのせりふでお別れです。
 
「夢なんて見てないでぐっすり眠りましょう!」


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