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「快楽適応」を制する者が仕事を制す

 みなさん、こんばんは。
 
いつも読んでいただきありがとうございます。
 
今日も仕事×行動経済学で、「慣れ」を意図的に使って仕事の効率化を進めることをお勧めします。
 
 

今日の要点

・苦手な仕事は一気に片づけよう
・苦手な仕事ほど買って出よう
 

1 苦手な仕事を何とかしたい


 
何回やっても慣れない仕事ってありませんか。
 
プレゼンの何日も前から胃が痛い…
 
苦手なあの人との会議がある…
 
人前での挨拶がいやだなあ…などなど
 
人によって苦手なものはそれぞれだと思います。
 
 
でも、それに対して「何とか克服したい」「苦手意識をなくしたい」という気持ちをもっているのは同じだと思います。
 
 
今回は苦手なものをなくすための一助となる行動経済学の理論を紹介します。
 
 
 
 

2 苦手な仕事は一気に片づけよう


 
苦手な仕事を、休憩をこまめにはさんだり、分散させたりしながら取り組む人は多いのではないでしょうか?
 
ここでの提案は、苦手なものに慣れるために、休憩などをはさまずに一気に取り組んでしまおうというものです。
 
 

3 人間は楽しいことも苦手なことも慣れる力がある


 
行動経済学の理論で「快楽適応」というものがあります。快楽適応とは次のような理論です。
 
 


人は幸せだと感じることをずっとしていると、だんだんとその幸福度が一定のラインに戻ってきてしまうのです。
 

相良奈美香『行動経済学が最強の学問である』

 
たまに行くからいい場所とか、たまに食べるからすごくおいしいと感じたりすることってありますよね。でも、そこにしょっちゅう言ったり、毎日のように食べたりすることによってよさを感じられなくなってしまいますよね。それが快楽適応です。
 
では、なぜそれが仕事に生かされるか?
 
それは、人間はポジティブなことだけでなく、ネガティブなことも適応、つまり慣れることができるからです。
 
ポジティブなことを細切れにすると、幸福度を長続きさせることができますが、先ほどの例のように、好きなものを毎日食べてしまうと、あっという間に幸福を感じられなくなってしまいます。
 
これを仕事に使うと、苦手な仕事は細切れにしてはいけません。苦手な気持ちが長続きしてしまいます。毎日のように続けると、あっという間に苦手意識をなくすことができるでしょう。
 
毎日、そんな機会に恵まれないかもしれません。でも、得意なことばかりでなく、いやな仕事ほど買って出ることによって、職業人として大きく成長できそうですね!
 
 
苦手をなくしたい人、ぜひ、すぐに取り入れてみましょう。
 
 
今回の記事が、わずか1ミリでもあなたの助けになっていればうれしいです。
 
それでは、今回も私の大好きな寅さんのせりふでお別れです。
 
「夢なんて見てないでぐっすり眠りましょう!」


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