「ゲームNendo粘土」やったよ~! みんなの作品紹介も
ゲームで学び遊ぶシン・スクールでは、これからのAI&オンライン時代に生きる子どもたちのために、好きなゲームを誰かと一緒に自由に学び遊べる「デジタル空き地」としてゲームの世界で様々な体験を誰かと一緒(1人でもね)にしています。
今の最新ゲームは、遠く離れた子と同じ場所で遊べるオンラインコミュニケーションツールとしての役割と多種多様なかなり幅広い興味に対応していて次々と切り替えられる良さがあるため、シン・スクールへ来る子全員の共通する遊びツールとなっています。
ただ実は、ゲームしかやらないワケでは無く、「面白い」モノであれば何でもアリのため、アナログのカードゲームやボードゲーム、そして粘土によるモノづくりなんかもリアルでやっちゃいます。
この記事では、そんなゲーム好きな子が集まるシン・スクールで実施した「ゲームの世界をリアル化して楽しむイベント ゲームNendo粘土」を作品紹介と合わせてお伝えいたします。
ゲーム?粘土?の準備
今回の「ゲームNendo粘土」は、リアルとオンラインの同時開催のため、会場となるシン・スクールでの準備と同時にオンラインでつなぐ各家庭には事前に用意してもらう部材をご連絡。 といっても、部材はいずれも100円ショップで買える樹脂粘土や紙粘土、そしてアクリル絵の具などなので、気軽に準備できるものでした。
また事前のアンケートでは「ゲームの世界のどんなモノをリアルにつくりたい?」とみんなに聞いて、作るモノのイメージを膨らませてもらいましたが、その際に「こんなモノまで作れちゃうぜ見本」として、粘土先生のユッケさん(現役の小学校の図工の先生)が作成した「ゼルダの伝説の素材や料理たち」を、リアルでも、画像でも見てもらいました。
みんな知ってるモノばかりだから、「あ、それ、魔物ケーキだ!」とか「あーこれ分かるーなんだっけー!わかった!ガッツニンジン!」とか、ちょっとしたゼルダクイズ大会のようになって面白かったですね~!
知ってる人ならおぉー!ってなるはず!
ホントこれら、すごく良くできていませんか?100円ショップの部材でできちゃうんですよ~
ついでに紹介しちゃうと、実はこのお皿、ゼルダに出てくる「料理鍋」なのですが、ヨッシー塾長が陶芸教室でリアルに作っちゃいました!
いざつくろう!
実は今回で二回目の「ゲームNendo粘土」ですが、出入り自由の前回よりも今回は最初にしっかりと作り方を説明してから、その後抜けるのはOKとしました。
リアルでもオンラインでも、みんなしっかりとユッケ先生の説明を聞いてから、自分の作りたいモノの画像やゲームを見ながらつくっていきます。
作品紹介
そうして出来上がったモノたちがコチラ!教えてくれたユッケ先生からのコメントと合わせてご紹介です!
ユッケ:身体に腕や足を付ける部分が難しいのですが、パーツとパーツの間に小さな粘土をいくつも使って、うまく腕を身体に接合させていましたね。白色の目を少し大きく作ることで、一目見て犬のバディだとわかる作品になっていました!HFFの他のキャラ、ミイラなども作ってみると面白いかもしれませんね〜。
ユッケ:まるで本物のどんちゃんかのような色味と形でびっくりしました。真似て作ることに慣れてきたら、どんちゃんの顔をちょっと変えてみるなど、少しずつ工夫を加えてみるのも面白いですよ〜。
ユッケ:自分の頭の中のイメージを粘土を通じてリアルな世界で表現するのが好きであることがとてもよく伝わってきました。2つの黄色の目を大きく作ったお化けはどんなイメージで作っていたのか気になります。(今度教えてね。)自分の頭の中のイメージを絵にして、その絵をみながら粘土で作ってみると、自由な発想に加えて、ものをよく見て表現する練習になるので、次はそれにチャレンジしてみてもいいかも〜。
ユッケ:見本と同じようなトンボを作るにはどんな色を作ると良いのかや、凹凸部分を指で調整しながら作っていました。新しいことに臆せず挑戦する姿がとても素敵でした。次は今回作れなかったものを作ってみよう〜。
ユッケ:脚の底を平にして立つようにしていたり、枕と布団を別々のパーツで作ったりと、ベッドの細部がとてもよく表現されており、マイクラのベッドをよく見て一つ一つ丁寧に作ったことが伝わってきましたとても器用に作るので、次はベッドよりも少し難しそうな形のものを作ってみるとよいかもしれませんね〜。
ユッケ:きのこのパーツを2つに分けて作っていました。柄や傘のカーブに拘った形作りや、色が移らないように気をつけた接着など、どの部分も丁寧に作成していました。次は何を作ろうか、困ったらいつでも聞いてくださいね〜。
ユッケ:もともとは大きな体のロボットだったので作成途中で体を作るのは難しいと自分で判断し、頭が乗るくらいの小さな体に頭を付ける工夫をしていました。作品作りはもちろん、粘土が手のひらにくっついてベトベトになる感触を楽しんでいる姿が印象的だったので、プラスチックねんどのおゆまるなどで遊んでみるのも楽しいかもしれませんね〜。
ユッケ:イカの全体の形や色に拘って作っていました。樹脂粘土が少し硬く、初めは苦戦していましたが、最後にはそっくりなスプラトゥーンのイカを作り上げていました。手の平全体がベトベトになりながらとても夢中で作る姿が素敵でした。次回は今回作れなかった別のキャラも作ってみよう〜。
ユッケ:作っている過程が見られなかったのがとても悔しいです。黄緑色の濃さがまばらになっているところが、ルピーの輝きを表現しているようでとても美しいなと思いました。ルピーが完成したときにとても満足した表情が見られたのは、自分で作ったモノに納得できている証です。とてもいい! 機会があれば、げんきくんがルピーを作る時にこだわったところを聞いてみたいです。
ユッケ:金色よりも黄色の方がよいと、黄色を多く使って金の玉を作っていました。丸の形作りや色の配合などに気をつけて丁寧に仕上げていました。次回は三角や四角など他の形のものに挑戦してみるのもよいかもしれませんね〜。
まとめ
ゲーム好きが集まるシン・スクールには、すごくザックリ分けると、こんな2種類の素養を持ったタイプが多くいます。
1つは「バトル&スポーツ&アクション系タイプ」で、外でチャンバラやプロレスごっこ、野球やサッカー、鬼ごっこにかくれんぼ、ケイドロなんかをするのに近い感じで、ゲームの中で動物的に身体を動かして(動かしてる気分で)遊ぶのが好きなタイプです。
eスポーツなど、一般にゲームをすると言うと、マリオやスマブラやフォートナイトなどなど、ゲームの身体?を動かすアクションゲームを楽しむことが多いですからね、多くの子が持っている素養タイプですね。
そしてもう1つは、今回のゲーム粘土にもつながる「モノづくり&クリエイティブ系タイプ」で、マインクラフトやフォートナイトでも「クリエイティブモード」で良く遊んだりもするような、レゴやプラレール、プラモデルから動画制作などなど、何かを創り出すのが好きなタイプです。このタイプは割合的には前者のアクション系よりも減りますが、シン・スクールは「eスポーツ専門の習い事」では無い広くゲームを楽しむための場所なため、アクションと同時にクリエイティブへの興味関心がある子が多数在籍しています。
スキから生まれるクリエイティブ 「ゲームNendo粘土」
クリエイティブな興味や能力は、生まれつき持ってるモノでは無く、ある日突然やってくるモノでもありません。
その子が好きな世界、好きなモノがまずあって、それを自分でもほしいなーという「スキがクリエイティブのはじまり」です。
シン・スクールで実施している「ゲームNendo粘土」では、子ども達が自分の好きなゲームやアニメの世界の中のモノを触れるように作っちゃおう!という「スキを磨いてからスキルを身につけよう」というコンセプト。
ゲームがスキ!な子ばかりが集まるシン・スクールには、同じスキを共有する仲間ができることで、楽しい仲間と共にクリエイティブなスキを無意識に広げる子も多いです。
本気で面白い!から、そこから自然に学んだり、自分の身についたりしてゆきます。なーんて偉そうに言いながらも、実は自分が一番本気で楽しみたくてやってるヨッシー塾長です!
また今度、次回は、「あのゲームの中で自分が考えたキャラや素材をつくるとしたら?」といった、さらに創作を楽しむゲームNendo粘土もできたらいいなと思います!
ご協力頂いたユッケ先生!こんな先生が日本の小学校で頑張って先生してくれているなんて、とても嬉しく思います。色々と大変かとは思いますが、少しでも子どもたちが楽しくモノづくりができるよう応援しています!この度はありがとうございました!