血管の弾力の維持で冷え性や不眠症を改善

不定期連載 アポラクトフェリン(45)

多くの女性に共通する悩みの一つに冷え性があります。周囲の意見が低いわけではないのに手先や足先が冷える、夏なのに体が冷たい、身体が冷えるとなかなか温まらないといった症状です。

原因としては自律神経の乱れ、血行障害、皮膚感覚の麻痺などが考えられます。女性の場合、男性と比べて熱を生み出す筋肉量が少ないこと、貧血や低血圧気味の人が多いこと、女性ホルモンの分泌が乱れて血流が滞りやすいことなども原因とされます。

しかし、アポラクトフェリンを摂取すれば血行が良くなるため、冷え性も改善します。ある研究グループは、アポラクトフェリンを飲んでいる女性と、アポラクトフェリンを飲んでいない女性のグループを対象として、布団に入った後の布団内の温度の上がり方を調べました。その結果、アポラクトフェリンを飲んでいるグループの方が、温度が早く上がることが明らかになりました。布団の中の温度が早く上がるということは、快眠の条件が早く整うということです。私たちが一番心地よく眠れるのは、布団の中の温度が32℃、湿度40〜60%の時といわれています。アポラクトフェリンを摂取すると、温度を32℃まで早く上げることができます。近年、日本人の睡眠不足やそれに伴う経済損失が3.5兆円にのぼるといわれています。全米睡眠財団の奨める睡眠時間は7〜9時間です。日本人は寝ることを見直す時期です。

長期間アポラクトフェリンを摂取していると、体調の調節がスムーズになります。血管の弾力が増し、血管が開きやすくなるからです。

私たちの身体は、寒さを感じると、筋肉が震えて熱を生み出すとともに、血管が収縮して血流を抑え、体内の熱を逃さないようにします。しかし、ある程度体温が上がると、今度は血管が拡がって血液をたくさん流し、体内の熱を外に逃がそうとします。汗腺が開いて、汗を掻くこともあります。体温調節には、血管の収縮や弛緩(しかん)が大きな役割を果たしています。

AGEsが溜まった血管は弾力を失い、硬くなっているので、自在に収縮や拡張ができません。寒い冬の夜、冷えた布団に入っても、身体は冷える一方で、なかなか寝付くことはできません。

ところが、日頃からアポラクトフェリンを摂取することで、血管の弾力を維持していれば、冷え性のみならず不眠症も改善できます。実際、アポラクトフェリンを常用している女性からは「寝つきが良くなった」「眠りが深くなった」という報告が出ています。

参考文献 
井上浩義 
『アポラクトフェリンのすべてがわかる本』
アーク出版 2015年 pp.111 - 113


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