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#146 本を読んで行動しないと意味がない? それ、本当か?
おはようございます。
「本を読んでも行動しないと意味がない」という意見をよく聞きます。わしも一理あるとは思うけど、それだけじゃないんよな。
もう少し正確に言うと、意見の主旨は「”意識して”行動しないと身に付かない」ということなんじゃろうけど、そういう訳ではなくて本を読むこと自体に価値があると思うんよ。
今回はそう考える理由を書いてみるわ。
ちなみに今回示す本はビジネス本やハウトゥー本をイメージしてもらえたらいいですわ。
「本を読んでも行動しないと意味がない」というのはもっともなんじゃけど、それでも「意識して書かれていることを行動すること」がマストではないんです。
人間というものは忘れる生き物で、なおかつ行動に移し、それを継続することも非常に難しいんじゃわ。でも、本を読んでも行動に移せんことを落胆する必要はないんよね。何なら年間で100冊以上の本を読んでいるわしでも、書かれていることに対して行動ができているかは疑わしいw
だってにんげんだもの。
じゃけぇ、それでいいんよ。繰り返し本を読むことで、自然と意識にしみ込んでいくし。
本に書かれていることって大概同じことなんよね。
表現だったり実例が違うだけで書かれていることは大体同じ。睡眠を大事にしろとか、朝型にして時間を有効に使えとか、片付けをしろとか。かなり乱暴なまとめ方をしたけど、でもこの考え方というか視点って、あながち間違ってはないと思うわw
ほんで同じことが書いてあるけぇ定期的に本を読めばリマインドのように「あー、これ前に読んだ本にも書いてあったなぁ」と思うことがよくあるんよ。それが大事。いちばん大事。
結果的に意識せんでも定期的に意識に植え付けられるんよ。
そうすると、段々意識をしなくても無意識に行動に結びついてくるんよね。なんとなく片付けをしようとか、何となく早く寝て早く起きようとか思うようになるんです。それを意識してやろうとかではなくて”何となく”思うようになるんよね。
そうなると習慣化までのハードルが一気に下がるし、歯磨きやお風呂のように習慣化してしまえばこっちのもんじゃわい! 若干テンションが上がってしまいました。ごめんなさい。
つまり、定期的にリマインドを受ける → 無意識に行動する → 習慣化する という流れができるように持って行けばいいんよ。
じゃけぇ本を読んでも意識をして行動を起こす必要はなくて、本を読み続けば自然と行動に現れてくるんよね。
加えてもうひとつ、本を読んでも意識して行動する必要がない理由があります。
例えば食事をした際に、「この食材の、この栄養素が、体のこの臓器の、この部分になっている。」 そんなイメージをすることってほとんどないと思うわ。「このお米の糖質が肝臓を動かすエネルギーになるなぁ」なんて意識をすることはないよね。強いて言えば筋トレをしてたんぱく質を取った時にイメージするかどうか。
それって意識する必要がないということなんじゃわ。ようは栄養バランスのいい食事をするというスキームさえ作れば、あとは自動的に回るんです。
読書も同じで定期的に本を読む習慣さえ作ってしまえば、あとは上手く回ってくるんじゃわ。定期的に本を読むだけで、必要な知識や習慣は自然と身に付いてくるんよね。
何より「知識を身に付けよう!」「行動を起こそう!」とギラギラしながら本を読んでも面白くないし、続かんよね。食事も「この栄養素を取ろう!」「この食材はここになっているぞ!」と考えながら食べても美味しくないのと同じでw
じゃけぇ、本を読んでも意識して行動を起こす必要はないと思っています。ましてや「行動をしなきゃ!」と肩に力を入れる必要は全くないです。
ただしこれは相対論じゃけぇ、意識をする・行動を起こすならその方がいいじゃろうなぁ。それを継続することで疲れてしまわん人はそっちの方を選択してください。
わしは意志が弱いし、そこまでは無理じゃけぇ、肩の力を抜いて本を読み続けるけどw
意識高い系に思われるかもしれんけど、ビジネス本やハウツー本を読んで「あぁ、これもできていないなぁ」って反省しつつも、次の一冊に手を伸ばしてしまう――。そんな感じでいいんよ。
読書は「学ぶ」だけじゃなく「楽しむ」ものでもあるけぇなぁ。気楽にページをめくりながら、新しい世界に触れてみると、きっと次の一歩が見えてくると思いますわ。
まぁ、わしも「あぁこれもできていないなぁ」って反省に感じることも多いけどw
わっしょい(・∀・)ノ