14.聖書の読み方②-2〜科学と宗教〜
こんにちは^^
私のノートをご覧になってくださる方、フォローしてくださった方、本当にありがとうございます。
前回、聖書の読み方の二つ目として「時代性を考えて読む」という話をするために、「天動説と地動説」の論争のきっかけとなった旧約聖書に出てくるヨシュアの話をしました。
もともと自分たちの土地であった場所を取り戻すために敵と戦争をしていたヨシュア、
そのヨシュアが「太陽よ、止まってください」と祈ったが、なぜ元々動いていない太陽に対し「止まってください」と祈ったのか、
今日はこの話の真実について話していきます。
<ヨシュアの認識>
もう一度争点となっている聖書の箇所を確認します。
では、天動説・地動説の話ですが、地動説が提唱され始めたのはいつからだと言いましたか?
はい、1500年代です。
それまでは「天動説」という考えしかありませんでした。
私たちも実感としては「地球が回っていること」を感じることはあまりないですよね。
では、今から約3500年前に生きたヨシュアは「太陽は止まっていて、地球が動いている」ということを知っていたでしょうか?
絶対に知りえません。
<ヨシュアの願い>
そしてもう一つの観点。
戦争中だったヨシュアは日が落ちて暗くなると、土地をよく把握している相手軍が有利になってしまうから、「日よ、とどまれ」と祈りました。
「祈る」時は、何か願いがあるからこそ祈ります。
では、ヨシュアの祈り・願いは何だったでしょうか?
そうです。
「戦争に勝つこと」であり、「早く戦争を終わらせること」が核心となる願いでした。
「太陽がとまること」が重要だったというよりは、「まだ明るいうちに勝利を得たい」というのが願いの根本だったということです。
では、この祈りを聞いた神様はどのように答えてくださったかというと、、、
神様はヨシュアの祈りを聞いてくださいました。
その結果どうなったかというと、、、
戦いを終えて空を見上げるとまだ日が沈んでいなかった。
すなわち、日と月がとどまったかのように見えるほど、戦争が早く終わったという話なのです。
これがヨシュアの話の真実となります。
よく理解できたでしょうか?
キリスト教福音宣教会の代表チョンミョンソク牧師はこのように聖書を理知に合う形で正確に教えてくださいます。
<時代性を考えて読む>
ヨシュアの時代は「天動説」の考えしかなかったからこそ、「太陽よ止まってください」と祈ったのであって、この話によって「科学と宗教は乖離している」と断定づける必要はないということです。
実際に聖書の他の箇所にも時代の錯誤があることを知ることができる箇所があります。
皆さんが使っている鏡は「おぼろげ」に見えますか?
はっきりと見えますよね。
これは、この時代の「鏡」が「銅鏡」などの金属でできた鏡だったために、はっきりと見えなかったということです。
他にも様々に時代性が反映された箇所がありますが、
聖書は、時代性と歴史的な状況を考慮して読んでこそ、矛盾を解き、伝えようとしているメッセージを正しく汲み取ることができます。
<まとめ>
一旦今日はここまでとしますが、
①聖書は比喩で書かれている。
②時代性を考えて読む。
この二つが聖書を読み進めていく上でとても重要な観点となります。
皆さんもこの観点を理解した上で聖書を読んでみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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