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介護職員の給与はある程度までしか上がらないという現実

介護職員の給与はどんなに良くても年収600万円未満。 300万円代が最も多いという事実。

私は大学(社会福祉学科)卒業後、基本的にはずっと介護職系の仕事を継続してきました。一部所属していた医療法人でMSWをしたり、病院の事務を手伝ったこともありますが、基本的には特養、デイサービス、ショートステイ、サ高住で介護職員、相談員、管理者を長くしていました。
志や想いもあってこの業界に進んだわけですが現実は結構厳しいです。

今になって振り返れば、自分も将来を見据えて若いころから副業スキルを身に着けておけばよかったと思います

理由は、ごく一部の人しか介護系職員で年収600万円を超えることができないからです。おそらく施設長と言われている方の中でも年収500万円を超えている方は少ないのではないでしょうか。

ひどい職場だとサービス残業が当たり前のところもあります。残業代がきちんとつくというところであっても残業代を生活費のあてにして、生活が成り立つということ自体が将来性に欠けると言えます。

この業界で10年、15年と働いても明るい将来が待っていないと考えて転職する方は少なからずいます。

介護業界自体、働き手不足なので正直言って、どこででも働けます。
しかも、経験と資格を積み上げれば今働いている職場でも適切に評価してもらえる可能性もありますし、もしそうでなければ、さっさと転職してしまうのも手です。

10年後の介護業界は今よりは少し給与水準が上がっている可能性はありうるとは思います。国策としてこれだけ介護労働者不足が問題として挙げられているので、対応せざるを得ないという現実があります。

どれだけ頑張っても年収600万円超えられない職種の将来は明るいと言えるのか?

それでも介護職員を続ける限りは年収600万円の壁を超えることは本当に困難です。もちろん看護師さんは別です。
ある程度の規模の法人でエリアマネージャーや統括部長のような役職になればまた話は別ですが、一施設長では500万円を超えられたとしても600万円は無理でしょう。それより上を目指そうと思えば、自分で起業して経営者になるしか道は無いような気がします。

介護保険事業は国が収益の上限をある程度決めているため、青天井で売り上げが伸びるということはありません。いくら経営者が介護職員にたくさん給与を支払いたくても収入が一定であれば、どの事業所も上げられる給与にも上限があります。

全産業のうちでも介護業界の平均所得が低いのは有名です。
そのためキャリアを形成しにくいのです。

もし、役職が上がって施設長や管理者になっても待っているのは重い責任とストレスです。上からも下からも要求され、人員の手配、現場の管理とフォロー、緊急対応などなかなか賃金に見合うところは少ないのではないでしょうか。管理者がコロコロ変わるところは少なくないのがこの業界です。

介護職の方でさらに収入を増やしたいと考える人は一定数います。介護職の副業で最もメジャーなのは施設で夜勤をするというもの…。手っ取り早く時間単価で給与を得られます。

もちろん考え方によってはやむを得ない事情もあるでしょうし、それも悪くはないですが、無理をすると体力をかなり消耗するため本業にも家庭生活にも悪影響を及ぼします。

そんなこんなで諸事情はあるのですがいろんな経緯を経て私は現在、とある法人に所属しながら老人ホーム紹介業を立ち上げました。

最終的には独立することを希望しています。

介護業界の人を応援したい!

だから介護職の皆さん!今から少しずつ自分に自己投資しながら知識やスキルを増やして副業→独立していく準備を始めましょう!

YouTubeで情報発信をするというのもありでしょうし、ブログをコツコツ書いて広告収入を得るのもありでしょう。プログラミングを勉強して介護業界に詳しいプログラマーになるのもいいでしょう。

いずれもすぐには芽を出しません。場合によっては利益と言えるものを得るまでに3年以上かかることもあるかもしれません。けれでも、あきらめずにコツコツと積み上げればきっと年収だけでなく、多くの人に役立つ働きができるようになるはずです。

とにかく種をまくのをあきらめてはいけません!

私も51歳なので、かなり遅い方だと思いますが、少しずつでも勉強していけたらいいなと思います。

好きでこの仕事を選んでここまで来たので、好きな仕事をさらに好きになることができるように。またより多くの方のお役に立てるように日々勉強していきたいと思います。



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