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シガー・ロス新譜「ATTA」は天に召されてしまう最高傑作

シガー・ロス10年ぶりの新譜「ATTA」にハマっています。結構これは意外な展開でした。というのも10年前までの数作は正直マンネリ感が強く、予想を裏切る展開がなかったからです。

今作の何が良かったかというとオーケストラの導入だと思います。リード文のとおりこれが至福の音になっており、アンビエントやクラシカルが好きな人であるほどドハマりするに違いない作品になっています。これを聴きながら眠りに入りたい、もしくは死の床につきたいなどと思わず・・

アンビエントといっても展開がないわけではなく、適度にビートが入って飽きさせない作りになっているのが良いですね。自分はストリーミングで一曲目を聞いて「これはヤバい」と思ったので、アナログが出るまで2〜3ヶ月待ったのですが、アナログで買って大正解でした。

このアルバム、個人的には今年のベストアルバム候補なのですが、世の中では結構シカトされています。Cristine&The Queensの新譜でも感じるのですが、音が画期的でも非英語圏の外国人の音楽は正当に評価されない傾向にあるのかもしれません。自分もシガーロスのアルバムには、せめて英語訳がついていたらいいのにと思うことがあるので、なんとなくわかる気がします。とはいえ、自分の評価は五つ星満点です。★★★★★

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