2025年アカデミー賞の攻略法
こんぬづわ!やっと今年のアカデミー賞が発表になりましたね。
ニコール・キッドマン、アンジェリーナ・ジョリー、ダニエル・クレイグ、デンゼル・ワシントンなどが選から漏れたことも話題ですが、個人的にはクリント・イーストウッドの最終作と噂される「陪審員#2」やリドリー・スコットの「グラディエーター2」など、壇上で姿を見るのが最後になるかもしれない監督がシカトされたのが残念に思います。
ティルダ様とジュリアン・ムーアという最恐キャスティングのペドロ・アルモドバル監督「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」もシカトだった模様で寂しい限り。
ブロックバスター物では「グラディエーター2」の代わりに公開時期が早くてタイミングを逃した「デューン2」がノミネートされていますね。
このシリーズは芸術性も高くて納得のノミネートではあるのですが、まだ続編でのノミネートのチャンスがあったのでは、と思います。
必見のドラマシリーズ「メディア王」(Succession)出演俳優のジェレミー・ストロングとキーラン・カルキンがノミネートされているのも個人的には見逃せません。
他に特徴的と思うのが、各種ストリーミング媒体オリジナル映画のノミネートが極端に減ったことです。唯一「エミリア・ペレス」は北米ではネットフリックスなのですが、日本では劇場公開。
下馬評ではApple TVの「Blitz」も話題だったんですが、蓋を開けてみると残念な結果に終わりました。
パンデミックの時代が完全に終わった象徴のような現象ですが、映画がスクリーンに戻ってきたのは個人的には嬉しいですね・・スコセッシの新作がストリーミングでしか観れないとしたら、それは悪夢以外の何ものでもないわけですから。笑
さて、日本時間3/3(月)に行われるアカデミー賞の本番までに主要部門のノミネート作品をどう観ていくか、整理してみたいと思います。
(各賞のノミネートについては下記リストを参照してください)
今年は割とノミネート作品が集中しているので計画を立てるのが例年に比べると楽かなと思います。それでも2月は劇場に足を運ぶ回数が増えるのは例年どおりですね。
筆者はトランプの顔を見るのが嫌なので「アプレンティス」や、題材的に好きなジャンルではない「ウィキッド」はスキップする予定ですが、それ以外は網羅的に見ていこうかなと思っています。
先行して観た「エミリア・ペレス」の感想についてはこちらを参照していただけると嬉しいです。この映画が受賞すると政治的には正しいんですよね。(Politically correct)
まあ「政治的に正しい」の意味すらトランプ時代には反転しかねないのですが・・
それでは良い映画ライフを。
アカデミー賞前に見れる映画😄
「デューン2」ストリーミング配信中
「アプレンティス」公開中
「リアル・ペイン」1/31(金)公開
「ブルータリスト」2/21(金)公開
「アノーラ」2/28(金)公開
「名もなき者」2/28(金)公開
アカデミー賞後の公開😤
「ウィキッド」3/7(金)公開
「教皇選挙」3/21(金)公開
「エミリア・ペレス」3/28(金)公開
「シンシン」4/11(金)公開
「サブスタンス」5/16(金)公開
公開時期未定(WTF?!)💢
Nickel Boys
I'm Still Here
主要部門ノミネート作品
▽作品賞
「ANORA アノーラ」
「ブルータリスト」
「教皇選挙」
「ウィキッド ふたりの魔女」
「デューン 砂の惑星 PART2」
「エミリア・ペレス」
「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」
「サブスタンス」
「Nickel Boys」
「I'm Still Here」
▽監督賞
ブラディ・コーベット「ブルータリスト」
ショーン・ベイカー「ANORA アノーラ」
ジャック・オーディアール「エミリア・ペレス」
コラリー・ファルジャ「サブスタンス」
ジェームズ・マンゴールド「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」
▽主演男優賞
エイドリアン・ブロディ「ブルータリスト」
ティモシー・シャラメ「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」
コールマン・ドミンゴ「シンシン SING SING」
レイフ・ファインズ「教皇選挙」
セバスチャン・スタン「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」
▽主演女優賞
シンシア・エリボ「ウィキッド ふたりの魔女」
カルラ・ソフィア・ガスコン「エミリア・ペレス」
マイキー・マディソン「ANORA アノーラ」
デミ・ムーア「サブスタンス」
フェルナンダ・トーレス「I'm Still Here」
▽助演男優賞
ユーリー・ボリソフ「ANORA アノーラ」
キーラン・カルキン「リアル・ペイン 心の旅」
エドワード・ノートン「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」
ガイ・ピアース「ブルータリスト」
ジェレミー・ストロング「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」
▽助演女優賞
モニカ・バルバロ「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」
アリアナ・グランデ「ウィキッド ふたりの魔女」
フェリシティ・ジョーンズ「ブルータリスト」
イザベラ・ロッセリーニ「教皇選挙」
ゾーイ・サルダナ「エミリア・ペレス」