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コオロギのレシピを考えてみた
秋といえばコオロギ
お盆を過ぎた頃から、朝起きるとコオロギの鳴き声を
耳にするようになりました。夏から秋への季節の変わり目は、
本当に淋しいですね。この鳴き声も、秋が深まるにつれて、
日増しに大きくなっていくのかな。ますます淋しい…。
でも、昆虫食にハマっている方でしたら、どうやったら
捕獲できるかとか、どう調理しようかとか、お考えに
なるかもしれません。私はまだ甘いなぁ…。
でも、そんな私ですが”コオロギレシピグランプリ2022”に
参加させて頂きました。実は、昆虫食の他にも和菓子が好きで、
日本の伝統文化である和菓子と、昆虫食という新しい文化を
上手く組み合わせられないか、と考えていました。コンテストの
今年のテーマは「運動後においしくタンパク質補給できるレシピ」
ということでした。そこで日持ちがして手軽に持ち歩けるもの
はないか、と考えて落雁にしてみようと思いました(実際、落雁を
持ち歩く人はいないと思いますが…)。
クリケットパウダーを食べてみた
8月某日、クリケットパウダーが届きました。早速、口にしました。
味は煮干しの粉末のダシに似ているなと思いました。匂いは特になく、
色はこげ茶色で、食感はボソボソした感じでした。又、水に溶けない
ことと、パウダーの粒々が長い間口に残るという特徴がありました。
本来落雁は、和三盆糖と、ねき水(水と水あめを1:1で混ぜたもの)
を混ぜ合わせて作ります(寒梅粉という、もち米由来の粉を加える
こともあります)。和三盆粉は砂糖の一種で、落雁の細かな粒子や
口解けの良さや風味を引き立てます。
使用するのは和三盆糖とねき水というシンプルな材料ですが、
両者の量と混ぜ加減によって硬度や食感が変わってきます。
又、生地を型に入れすぎたり、少なかったり、固めすぎたり、
ゆるかったりしても上手く形成することができません。今回は、
和三盆糖にクリケットパウダーを加えます。
・その両者の割合とねき水の割合はどうすればよいか?
・水と混ざらないクリケットパウダーに水を加えて粘度がでるだろうか?
本来落雁は、お盆のお供えや、お茶の席の干菓子として
用いられるものですが、今回はたんぱく質の摂取が目的です。そのため、
繊細な食感や風味よりも、クリケットパウダーの風味を最大限に生かすこと
と、なるべくパウダーを多く使用することを考慮しました。
いよいよ試作づくり
まず、パウダーの量とねき水を同量混ぜてみました。
だらだらと生地がだれてしまうかと思いましたが、思ったより
硬い生地ができました。でも、落雁の型に入れるまでもなく、
型を形成するのは無理だと思いました。落雁は型に生地を入れた後に
型の背側から叩いて形成させます。この硬さの微調整が難しいのです。
今度は、パウダーの量に対してねき水の量を1/4にしてみました。
それでもまだ、ねき水が多いように思われました。
そして味は…。
当たり前ですが、煮干しのダシの味のままではいけません。
和三盆糖はどのくらい入れようか?
なんだかんだと色々試作することになりました。
そしてなんとか、レシピを見つけることができました。
そのできあがったレシピについて次回は記そうかと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。 yosino
追伸
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