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今年もブックサンタになりました。

秋になると思い出す。
今年も「ブックサンタ」の季節がやってきた。

ブックサンタとは、様々な理由でクリスマスをお祝いすることが難しい子どものために、こちらで選んだ本をプレゼント(寄付)できるというプロジェクト。

https://booksanta.charity-santa.com/

私も微力ながら3年前から協力させていただいている。

正直、本のチョイスはなかなか難しい。
今の子どもたちがどのような本を読みたがるのかわからない。
ライトノベルやウケ狙いも違うような気がするし、せっかくの読書機会なので普段読まないような本をプレゼントした方が新たな体験になってよいのではないか。
そう思って選んだ今年の一冊はドイツの絵本「箱舟に8時集合!」という本だった。

実はこの本、まだ読んだことがないのだがなぜ選んだかというと、海外の本を読む機会が大人も子供も減っているような気がしたから。
そして「神様っているの?」という素朴な問いかけが、哲学的で面白かったから。

私の話で恐縮だが、子供の頃よく「人は死んだらどこへ行くのか⋯」と考えては、果てしなく終わらない世界を垣間見て絶望的な気分で泣いていた。
あの頃に哲学という考え方を知っていたら不安や恐怖が薄れていただろうし、もっとぐっすり眠ることができていただろう。

小学校中学年向けの本だけど哲学入門書としては決して早くはない。
目に見えないものや形のないもののことをゆっくり考える良い機会になればと思う。

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