【百年ﾆｭｰｽ】1921(大正10)7月2日(土) 吉野家の実質的創業者,松田瑞穂が誕生。中央大学法学部から学徒出陣。戦後復員し家業の築地魚河岸の牛丼店を継ぐ。1958株式会社化し,全国チェーン展開を始める。米国に進出するなど積極的に事業を展開するが,1980会社更生法申請,セゾングループが資本参加。

吉野家の実質的創業者となる松田瑞穂まつだみずほが誕生しました。第二次世界大戦では中央大学法学部在学中に学徒出陣し従軍。

戦後は復員し家業であった築地魚河岸の牛丼店を継ぎました。1958年に株式会社化すると、全国チェーン展開を始め大成功を納めます。1975年には米国に進出するなど積極的に事業を展開しましたが、1980年に業績不振により120億の負債をかかえて会社更生法を申請し経営破綻しました。ここで松田は経営の一線から身を引くこととなりました。

1983年に更生計画が認可されるとセゾングループが資本参加し再建に乗り出します。1987年には債務100億円を完済し更生計画が終結しました。1990年に再度の株式公開（ジャスダック）を果たしました。

松田は1998年8月13日に死去。享年は77歳でした。