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【百年ニュース】1921(大正10)5月1日(日) 東京電燈が横浜電気を買収。横浜電気が経営する江之島電気鉄道部(江ノ電)も,東京電燈横浜支社片瀬出張所が管轄する江之島線となった。1921(大正10)の輸送人員は161万3,000人だったが,地域人口増を反映し,関東大震災を挟んで1925(大正14)には268万8,000人に。
1883(明治16)に渋沢栄一によって設立されたことで知られる東京電燈が、この日横浜電気を買収。この結果横浜電気が経営していた江之島電気鉄道部(いわゆる江ノ電)も,東京電燈の傘下に入りました。東京電燈横浜支社片瀬出張所が管轄する江之島線となった江ノ電の輸送人員は、地域人口増を反映し,この頃急激に増大していきます。1921(大正10)の輸送人員は161万3,000人,関東大震災を挟んで1925(大正14)には268万8,000人にまで増えました。
なお2015( 平成27)の江ノ電の輸送人員は1838万4,000人でした。いつもたいへん混雑していることで知られる江ノ電ですが、海と山に囲まれた狭隘な沿線を縫うように走っており、現在でも大正期と変わらず、路線は単線、電車のサイズも小さく、最大で4両編成と短い列車で運行しています。
深谷研二『江ノ電 10kmの奇跡 ―人々はなぜ引きつけられるのか?』東洋経済新報社(2015)
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