【百年ﾆｭｰｽ】1921(大正10)2月6日(土) ニューヨーク・ヤンキースがスタジアム建設用地としてブロンクスの材木置き場10エーカーを購入。前年レッドソックスから移籍してきたベーブルースが54本塁打をマークする大活躍。年間観客動員数が史上初めて100万人を突破。ルース人気に乗り新球場建設を決定。

子供雑誌の表紙を数多く手掛けた画家の玉井力三は,ヤンキースの大スター,ディマジオ父子の姿を巨大なヤンキースタジアムを背景に描いた。まだ硝煙の匂いが漂っているような終戦直後の社会で,日本の少年たちもアメリカ野球への純粋な憧憬を募らせたに違いない。
日本経済新聞(2021年2月18日)

アート・オブ・ベースボール（3）玉井力三「ジョー・ディマジオ父子とヤンキースタジアム」