【百年ニュース】1920(大正9)4月17日(土)前年の李太王高宗の逝去で延期されていた、大韓帝国最後の皇太子李垠(23)と梨本宮方子女王(19)との婚礼が、4月28日に執り行われると発表される。李垠は陸士29期で当時は歩兵少尉。婚礼前には朝鮮独立運動家の徐相漢による李王世子暗殺未遂事件が発生した。
李王世子李垠と梨本宮方子女王の結婚は、朝鮮独立運動家にとっては日韓併合以降の状況を固定化させるものとして恨まれる一方、日本国内では好意的に受け取られた。原首相も「故伊藤(博文)公の苦心も現れ、地下に喜びおることならん(原敬日記)」と感慨を記した。
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