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アンチポリコレ

ポリコレに配慮するゲームが増えている。
最近はキャラクリエイトをするときに性転換を施した男(あるいは女)を作れたりするらしい。

しかし、なぜポリコレ界隈の人はLGBTQ、人種、ルッキズムにばかり気を取られてしまっているのだろう。

たとえばキャラクリで

「筋ジストロフィーで物語が進んでいくごとに徐々に動ける体の部分が少なくなる」
「躁鬱でめっちゃ調子がいい時と非常なまでに調子が悪い時がランダムに発生する。たまにいきなり自殺する」
「IQが極端に低くてNPCが言っている事がほぼ分からない」
「先天性弱視で物語の最初から最初まで画面がほぼ灰色一色でほとんど何も見えない」
「ASDでルーティンワーク以外の事をするとパニックになる」
「ADHDでメインクエストをまったく進行できずひたすらサイドクエストをこなすしかなく、永遠にゲームをクリアできない」
「先天性内反足で歩行に困難がある」
「脊椎損傷で首から上しか動かない」
「90歳で足腰が弱く、車いすでゆっくりしか移動できない。段差や階段は介助者を見つけて運んでもらうしかない」

といったキャラを作れるようにしろと叫ぶポリコレ界隈の人が存在しないのは何故だ。

つまりこれらの人々はLGBTQ等の人たちに比べ
「社会的にはるかに立場が弱く、発言権があまりにも無い人たち」なのだ。

ポリコレ界隈が声たかだかにWOKEやDEIを主張するたびに、
「社会には発言権すら与えられていない圧倒的な弱者が存在する」
という悲しい事実が浮き彫りになってくる。

現代のポリコレは「権利の主張と奪い合い」にすぎない。
権利が奪われるという事は奪われた側が新たに発生するという事である。

「ポリコレ」。
残念ながらすっかり「平等」の対義語となってしまった。

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