【すっぱいチェリーたち🍒】スピンオフ吉田⑤〜文化祭当日編〜
▼プロローグはこちら(たねさん)
▼告知記事はこちら(うりもさん)
▼サムネはこちら(sou.さん)
▼登場人物の詳細はこちら(おおさわさん)
随時情報が更新されていますよ
▼吉田編①〜④を箇条書きしますと
・宇利と阿久のお笑いに憧れる吉田
・吉田は級長だがテストの点数は良くない
・理由は教科書を読んでいる風で「お笑いマニュアル」を読んでいるから
・宇利と阿久が作った「キセキノホシ」を桜井と桑田というコンビがパクっているのを
YOUTUBEで見つける
・吉田は宇利に「宇利君、バンドやらない?」と勇気を振り絞って聞く
・宇利は「ええよ」と即答する
・宇利にバンド名を決めてもらう
・バンド名は「ミスッタチェリヤネン」に決まる
・宇利は嫌がるが宇利の家でハロウィンパーティーをする
・阿久が盛り上がる曲を思いつきセッションして作り上げる
・ミスッタチェリヤネンのロゴができた
・音楽室を勝手に使っているのを茶保先生に見つかる
・バンド名も桜井にパクられていることを知る
・ミスッタチェリヤネン略して「ミスチェリ」
ようやく迎えた文化祭当日です。
ではいってみましょう。
#レッツチェリー 🍒
11月4日
教室から「ガッハッハ」と大きな笑い声が聞こえる。
担任の油木先生がクラスメイト達に声をかけてくれている。
油木先生の笑い声はみんなを元気にしてくれる。
不安だったことが自然と「大丈夫だ」という気持ちにしてくれる。
油木先生には不思議な力があるようだ。
油「昨日は合コンでヘロヘロなんだよー。文化祭なんてなんとかなるぞ〜とりあえず笑っとけ〜」
吉田は緊張しぃなので朝イチで学校に到着していた。
次に到着したのが保志田だった。
保「よっしー(吉田)〜なに緊張してんの?」
吉「ほっしー(保志田)は緊張しないん?」
保「あんだけ練習したから大丈夫っしょ!」
宇利家でのバーベキュー以降、吉田と保志田は「よっしー」「ほっしー」と呼ぶ間柄になっていた。
校内ではお化け屋敷や
メイドカフェしたり
それぞれの教室で準備してきた成果が惜しげもなく溢れていた。
場所変わって体育館。
ミスチェリのLIVEは大トリ。
舞台袖に集まるメンバーたち。
吉「ちょっとやってみたかったことがあるんだけど」
宇「なんやねん。言うてみ。」
吉「円陣組まない?」
阿「ええねぇ〜野外LIVEのバンドっぽいやん!」
吉「あとあと…」
宇「なんやねん!まだあんのかい!。」
吉「今日(11月4日)茶保先生の誕生日やねんな。徘徊ライブで知ったんよ。ケーキ用意したから後でお祝いしようや」
#徘徊ライブ ⁈
ミスチェリ「まじで!茶保先生〜おめでとう🎉🎂」
宇「で、先生おいくつに…。」
茶「そこ聞くところがあんたモテないんやでー!さぁ、あんたたち〜気合い入れていき〜たくさんモテてきなさい!」
ミスチェリ「はぁ〜ぃ」
司会「では、ラストはミスッタチェリヤネンでーす!どうぞ!」
阿「ミスッタチェリヤネンです!モテるためだけに今日まで練習してきましたー。2曲用意してきたので聴いてください。1曲目は勝手にシンドバッドです」
▲阿久のマネをしている桑田
阿久の独特な歌い方がクセになる曲だ。
盛り上げるためにはもってこいの勝手にシンドバッド。
オリジナル曲(⁈)なので初めましては盛り上がれない。
#LIVEで新曲を演奏されても盛り上がりきれないやつね
文化祭1ヶ月前からお昼ご飯の放送で今日演奏する曲(勝手にシンドバッド、キセキノホシ)を流して全生徒の耳に馴染ませていた(吉田戦略)。
ウォーーーーーーーー🔥
体育館が揺れた。震度2だ。
阿久が歌い切った。
宇「イエーィ!みんなノッてるかい〜!みんな〜うりものこと好きかい〜!。」
#うりも ⁈。
#うりもの夏フェスより 。
会場「…」
宇「そこはイエーィ!やろー!。」
阿「そのままいくでー!キセキノホシ聴いてください!」
…キセ〜キノ〜ホシ〜!」
全員「ありがとうー!めっちゃ楽しかったー!」
宇「センキュー!。」
保「センキューって古くない?」
手を振りながら舞台袖にはける4人。
「やりきったわ〜」「めっちゃ楽しかった」「次はいつやる?」「完全にモテたわ〜」
とテンション上がりっぱなしで誰が何を言っているのかわからない。
アンコール…アンコール
吉「ん?なんか聞こえない?」
宇「わしゃ老眼で半角のカタカナ読めないわぃ。」
保「じじぃゴリラか🦍」
宇「誰がゴリラやねん!。」
アンコール!アンコール!
阿「おい!アンコールやで!」
保「まじで!?なに演奏するん?」
吉「あれいこうや!宇利が作ったラブソング」
宇「えーあれ演るの⁈恥ずいやん。」
阿「お前の想い届けてこいよ!」
宇「え〜まじで〜(高一の時に好きだった人がミスチル好きだったからミスチルを知ったうりもであった)。」
#うりも ⁈。
保「よっしゃいこか」
宇「え〜まじで〜。」
再び舞台へ
宇「では聴いてください!◯◯◯◯◯◯です!」
これが誰へのラブソングだったのか。
それはまたの話。
#すっぱいチェリー 🍒
▼すっぱい🍒のマガジンはこちら
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?