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子どもの睡眠と肥満

本記事では、子どもの睡眠と肥満についてまとめていきます。

大人の睡眠と肥満に関する情報は多くありますが、子どもに関しては多くありません。

今回は、下記の文献を紹介していきます。

Rapid eye movement sleep in relation to overweight in children and adolescents

結論

子どもの肥満は、睡眠時間、睡眠効率、レム睡眠と関係があります。

では、具体的にどんな関係があるかみていきましょう。

①睡眠時間

すでにご存じかもしれませんが、睡眠時間とは、眠った合計の時間を指しています。
標準体重児に比べて、肥満児は、約22分睡眠時間が短くなります。
また、睡眠時間が1時間短いと、肥満率が約2倍増加します。

②睡眠効率

睡眠効率とは、実際の睡眠時間÷ベッドにいた時間×100で求めます。
例えば、実際の睡眠時間8時間でベッドにいた時間が6時間であれば、睡眠効率は75%と表現されます。
一般的には、80%以上であると睡眠効率が良いといわれます。
具体的な数字は示されていませんが、標準体重児に比べて、肥満児は、睡眠効率が低いとされています。
つまり、ベッドにいてもなかなか寝つけないのが、肥満児の特徴です。

③レム睡眠

睡眠には、大きく2つのパターンがあります。
1つは、深い睡眠のノンレム睡眠で、もう一つは、浅い睡眠のレム睡眠です。
レム睡眠は、睡眠の後半で多く出現するといわれています。
また、覚醒の準備や記憶の整理にレム睡眠は活躍してくれます。
標準体重児に比べて、肥満児は、レム睡眠が少ないといわれています。
レム睡眠が1時間短くなると、肥満になる確率が3倍増えます。

このように、子どもの肥満と睡眠は関係があります。

子どもの肥満予防には、

①睡眠時間を7~8時間確保する
②眠くなったらベッドに入る

が大切です。
是非試してみてください。

まとめ

・睡眠時間が1時間短いと、肥満率が約2倍増加します。
・標準体重児に比べて、肥満児は、睡眠効率が低いとされています。
・レム睡眠が1時間短くなると、肥満になる確率が3倍増えます。
・子どもの肥満防止には、睡眠時間を7~8時間確保する、眠くなったらベッ 
 ドに入るです。

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