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ネガティブはロンギヌスの槍

日々、自分の中から無限に出てくる感情。
中でも特に扱いにくいネガティブ。

私たちの中から湧きだすネガティブな感情、それらは一見すると非合理的であり、非効率的なものだと考えられています。
本日は、そんなやんちゃなネガティブ感情についてのお話。

私たちの感情を大雑把に分けるなら、ポジティブとネガティブとの二極。
であれば感情とは、ポジティブとネガティブという相反するものが同居する、表裏一体のコインのようなものであるといえそうです。
ではなぜそのような仕組みになっているのでしょう?

そんな回りくどい仕組みになどせず、はじめからポジティブオンリーであれば話は早いのに、とお考えになるかもしれません。
でもそれではダメなのです、これは他でもない自分自身がそう望んだ結果なのですから。

大前提として、私たちは一人一人、生まれながらの信念に基づいてそれぞれ生まれゆくもの。信念とは、人生の設計図のようなものです。
そして私たちは誰一人として同じであってはならず、そのためそれぞれがバラバラの複雑な感情の仕組みを持って生まれてくるから。

そしてその上で、ポジティブとネガティブの二極に意図して分けられた感覚が、目の前の現実に合わせ、必要に応じてその都度出てくる仕組み。

そうです、これは仕組みのお話なのです。
自分の感情や感覚は誰のものでもなく、自分だけのものであり、自分だけが紐解けるようになっているのです。
どんなに複雑でも自身を内観することによって誰もが自分の感情の仕組みに気付けるのです。

感情の仕組みは非効率的に思えても、実際には完璧で見事な仕組み。
私たちはそんな複雑な仕組みを、日々いとも容易くコントロールしているのだ。ですから是非そんな自分自身を褒めてあげてほしいです。

ネガティブの存在意義

そもそも、何故ネガティブが私たちの中から出てくるのでしょう?
ネガティブとは、私たちが手放すべきものに直面した場合に、必ず出て来てくれるありがたい存在。そして、その先には必ずポジティブが待っていて、その前に訪れる必然の感情なのです。

つまりネガティブとは、自分が乗り越えるべき壁が立ちはだかったとき、その壁を打ち砕くための奥義のようなもの。そして、その壁を作り出したのは他でもない、自分自身です。

なぜ?
と意地悪に思うかもしれないのですが、これこそが愛そのもの。なぜならもっとも効率的に自らの信念を成就させるための最短で一番抵抗の少ない壁が、常に目の前に現れるのですから。

勿論、目の前の壁に圧倒されている状態の当の本人は、その時にはそのことには気づけない。でも数十年後、ちゃんと理解できる仕組みなのです。

あの時なぜあのようなことが起こったのか。
そして、なぜ乗り越えられたのか。

私たちの人生の設計図はあらかじめ決まってしまっているので、必要なタイミングで必要なことが起こる。そして、その体験によってどのような感情を味わうのかを世界(自分自身)は知りたがっているのです。

それはまるで映画のワンシーン。
タイタニックがどのタイミングで沈んでゆくかは何度作品を見直しても変わらないのと同じなのです。

タイタニックが好きな人は何度も同じシーンを見たりすると思います。
同じシーンを見るのはその時の感情を何度も味わいたいからではないでしょうか?

・・・話が少しそれました。
だから明日からは、自分の中にネガティブな感情が出てきたら、またキタわねと、そう思ってそれを楽しんでいきましょう。
ネガティブは振り回されるのではなく、使うものであるということ。

だって自分の用意した壁なんだから超えられないはずがないのです。
つまりは、ネガティブは自分が作り出した最高の槍なので貫けない壁はないのです。とんだお笑い草の自作自演。

だってみんな大好きじゃないですか。
映画の最後はいつだってハッピーエンドで大団円。
でもそれでいいのです、それこそがいいのです。

さぁ今こそ自分の中の恐れや不安をその槍で貫く時だ!!

でも願わくばその壁は乗り越えるためのものではなくて、
開くための扉であることに気付いてほしい。

私たちの感情は抗うために実装されているわけではありません。
あくまでも私たちの人生の水先案内人。

自分の感情は自分にしかわからないからこそ、自分だけの宝物。

すべての感情を含めた体験を楽しむため、味わうために私たちは生まれてきたのです。そう考えられるようになってからがスタート。
年齢もタイミングも関係ありません。
はじめるのはいつだって、今この瞬間なのですから。

あとがき

いつもnoteの記事を公開するときに思うのです。
内容が上からのもの言いになっていないだろうかと、押し付けになっていないだろうかと、自分を表現するとはこれでよいのだろうかと。
いろいろと思いを巡らせながらいつも書いています。
最近ますますたくさんの皆さんから読んでいただいてたくさん反応を頂けるようになりました。本当にありがとうございます。
YoshitakahikoNasuno

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Tome館長さんよりお借りしています。
ありがとうございます。

プロフィール

私、那須ノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。