【#毎週ショートショートnote】ときめきビザ
何て書き始めたらいいのか
始めの文字が思い浮かばない
君への想いだけなら溢れるほどあるのに
想いを綴る紙
何ら飾り気のない
ただ、そこに彩る想い
それだけは
何とか紙に筆を走らせる
よし、気持ちが乗り始めた
ほとんど会話を交わしたことがない
そんな君に文を渡すのは何だか躊躇するけど
どうしても想いは伝えたい
君に想いを届けたい
翌朝、書き終えた恋文を鞄にしのばせて、ドキドキしながら学校の昇降口の下駄箱に辿り着き、彼女の下駄箱を探し出し恋文を入れようとした。
だが、下駄箱にいくつかの手紙が入っており、また、下駄箱の奥に張り紙が貼ってあった。
「あなたが私に恋文を渡すには以下の要件を全て満たす必要がごさいます。
身長が180cm以上あること
顔が福山雅治以上のイケメンであること
学力、運動能力ともに全国レベルであること
家系が由緒ある名家であること
実家の財産が10億円以上あること
その全ての要件を満たした場合に恋文を下駄箱へ申請してください。 以上。」
(410文字)
この記事は、たらはかにさん企画【毎週ショートショートnote】参加記事です。
今回のお題は、【ときめきビザ】でした。
次は恋愛系以外で書きたかったのですが、お題がそれを許してくれませんでした(笑)
皆さん、ラブレターは書いたことありますか?
まだポケベルの時代、高校1年の時に一度だけ書いたことがあります。
しかし、ひと晩寝かせて翌朝に読み直したら急に恥ずかしくなり、結局渡さず捨ててしまいました😭
ちなみに、渡そうとした相手は、小学校から一緒の近所に住んでいた同級生で、校内の美女コンテストの人気投票で1位確実なのに自ら辞退した強者でした(笑)
高嶺の花に手を出そうとした自分でしたが、あのときダメ元で渡せば良かったとちょっと後悔しています😢
次回のお題にも挑戦します。
引き続きよろしくお願いします🎵
(今夜は飲み会のため、予約投稿でお届けしました。良い週末をお過ごしください🍀)