【CIN】WBC開幕まで1ヶ月❗ 代表に選出されたレッズの選手を紹介❗️
みなさんこんにちは❗
MLB30球団合同note、CIN担当の中山です。
本日、現地2月9日にMLB NETWORKで3月から始まるWBC(World Baseball Classic)の公式ロースターが発表されました。
ここ最近、ドミニカなどの強豪国で相次いで辞退者(特にピッチャー)が出ており予想とは違い少し残念な気持ちになった人もいるのではないでしょうか?
ですが、今日改めて正式なメンバーを各国見てみるとやはりすごいメンバーが集まったと感じました。
そして今回は各国の代表に選ばれたCincinnati Redsの選手を紹介していきたいと思います。
マイナー所属の選手も紹介します。
POOL A
まず最初に紹介するのは準々決勝で日本と当たるPOOL Aを紹介していきます。
全体的にはキューバや台湾、オランダとWBCやオリンピックでもお馴染みのチームが多いですが、飛び抜けて強いチームがいないのがこのグループです。なので、全チームに準々決勝進出の可能性があるので要チェックです❗️
オランダ(Netherlands)🇳🇱
Arij Fransen (RHP)
前回大会で日本と熱戦を繰り広げたオランダは世代交代に差し掛かっており、これからの代表を支えていく選手の一人がFransenです。 オランダ代表の選手の多くがキュラソー出身の選手が多いですが、彼はオランダ本土で育った選手です。 Fransenは現在、CINのマイナーでプレーをしており、アメリカの壁に苦しんでいるようです。ですが、まだ21歳ここからが勝負ですので、今回のWBCが彼にとってブレイクするきっかけになるよう頑張ってほしいですね❗️
イタリア(Italy)🇮🇹
今大会のダークホースの一つであるイタリア。メジャーリーガーも出場し、監督は殿堂入りキャッチャーのマイク・ピアッツァ(Mike Piazza)が務めます。日本と当たる可能性も十分あるので要チェックですね❗
Nicolo Pinazzi (LHP)
イタリアミラノ生まれの23歳のPinazzi。
身長195cmから放たれるストレートには力強さを感じました。変化球はスライダーを投げていました。 全体的に制球はあまりまとまっていませんでしたが、ストレートでバッターを抑える場面もありました。
Vincent Timpanelli (RHP)
ニューヨーク州スタテンアイランド出身。
元々学生時代はキャッチャーとしてプレーをしていたTimpanelliですが、CINはまさかの
ピッチャーとして契約をしました。
CINがどういった部分を見て獲得したかは分かりませんが、ストレートは95MPH以上が出るとのことです。
成績はまだまだマイナーの壁に苦労している感じです。
ですが、イタリア代表の躍進には投手陣の活躍が不可欠なので紹介した2人の活躍にみなさんも注目してください❗️
POOL B
我らが日本代表のいるPOOL B。基本的に一番波乱のないグループではあると思いますが、初出場のチェコや宿敵韓国など侮れないチームは多いです。
オーストラリア(Australia)🇦🇺
Kyle Glogoski (RHP)
昨年の侍ジャパンシリーズでもメンバー入りをしていたGlogoski選手。
生まれはニュージーランド・オークランドで2014年のソフトボール世界選手権でニュージーランド代表として出場し、2016年のWBC予選もニュージーランド代表として出場しました。
しかし、今大会は昨年に引き続きオーストラリア代表としてプレーをします。
Glogoski選手の野球との出会いやマイナー契約をするまでの過程が野球が浸透していない国ならではといった感じでしたので是非興味があればこちらもどうぞ⬇️
スカウトの間では将来メジャーに上がるための素質があるとのことです。
今大会、日本代表の前に立ちはだかるかもしれませんね。
POOL C
優勝候補筆頭のアメリカのいるPOOL C。
よっぽどのことがなければアメリカがグループステージで消えることはないと思いますが、同じグループにはカナダやメキシコがいます。
他にもイギリスがどれくらいアメリカやメキシコに対して出来るのかというのも注目ですし、強豪揃いの南米の中では影の薄いコロンビア(コロンビアの方すいません🙏)も今回はどれくらいやってくれるのか注目です。
個人的には現在の世界の野球レベル全体を把握できるグループだと考えています。
メキシコ(Mexico)🇲🇽
メキシコの投手陣は今大会の中でもかなり揃っているのではないでしょうか?
エースはフリオ・ウリアス(Jurio Urias)だと思いますが、他の投手も強力です。
Luis Cessa (RHP)
CINの中継ぎを支えているCessaもその一人です。
16歳でNYMと契約をし、内野手としてプレーをしていました。そして、2011年からピッチャーとしてプレーをしていきます。その後DET➡️NYYに移籍をし、最終的に2016年4月8日ヤンキースの選手としてメジャーデビューをします。相手は古巣のDETでした。
結果的には2021年までの6年間、途中マイナー降格などもありましたがNYYとしてプレーをしていました。
同年の7月にトレードでCINに移籍をして現在に至ります。
長年、ビックマーケットチームでプレーをしてきたので、WBCでも強心臓を見せてほしいですね❗
イギリス(Great Britain)🇬🇧
昨年のWBC予選では圧倒的な打力で突破をしたイギリスですが、本戦ではそれにプラスして投手陣も強化されます。
Ian Gibaut (RHP)
ヒューストン生まれで父が元クリケット選手のGibaut。
2015年にドラフトされてからTB・TEX・MIN
・CLE・LAD・CINと多くの球団を渡り歩いてきました。
今シーズンもCINの中継ぎとしての活躍が期待されており、ピッチャーが活躍しづらいGreat American Ball Park(CINの本拠地)で33登板を記録しました。
特別大きな武器を持っている訳ではないですが、現在メジャーで活躍をしている選手がチームにいるのは心強いのではないでしょうか?
Donovan Benoit (RHP)
昨年のWBC予選でイギリスの初出場に貢献をしたBenoit投手。
昨年、2022年シーズンは33登板しており、それまでの登板数が4と一気に増えた年となりました。
彼の一番の特長が203cmという身長です。今のMLBを見ても2mを超える選手は多くないので数年後MLBの舞台で見れる可能性も高いですね。
なかなか見られないタイプの投手ですので案外他のチームは苦労するかもしれませんね。
イギリスはとにかく1勝を目指してほしいですね。
コロンビア(Colombia)🇨🇴
ホセ・キンタナ(Jose Quinta)やジオ・ウルシェラ(Gio Urshela)などMLBの舞台で活躍をしている選手もいるコロンビアですが、全体的にはそこまで恐ろしいと感じるほどのメンバーではないと感じました。
今回の大会では初のグループリーグ突破を狙っているチームですので、チーム一丸となって望むのではないでしょうか。
Reiver Sanmartin (LHP)
Sanmartinは現在の主流である150km/h以上のボールを高めに投げ込んでどんどん空振りを奪っていくタイプではなく、ストレートとスライダー、チェンジアップを丁寧に投げ分けゴロを打たせるグラウンドボールピッチャーです。
Pedro Garcia (RHP)
ちょっと情報がほとんどないので詳しく分かりませんが現在25歳の投手です。
がっしりとした身体からスリークォーターで良いボールを投げていました。
今までの成績を見る限り、リリーフでの出場が濃厚だと思います。
Tayron Guerrero (RHP)
以前、千葉ロッテからマイナー契約をした際に詳しく紹介したので簡単に紹介したいと思います。記事は⬇️からどうぞ🎵
身長が2mを超えており、そこから放たれるMAX166km/hのストレートが武器のピッチャーです。コントロールは良くはありませんが球威が高く力で押すピッチングをすることが出来ます。
昨シーズンは千葉ロッテマリーンズでプレーをしていたので記憶にある方もいると思います。
こうやって日本に縁のある選手が出場するのもおもしろいですね。
POOL D
最後に紹介するのは「死の組」POOL Dです。
ドミニカを筆頭に野球強豪国が揃ったグループとなっています。このグループの国はただ強いだけでなく、国をあげて応援をしているのがとても伝わってきますね。それこそ、昨年のサッカーワールドカップのアルゼンチンみたいですかね。
個人的には一番ハイレベルな試合が見れるグループだと考えています。
ベネズエラ(Venezuela)🇻🇪
MLBで三冠王を獲得したミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)やホセ・アルトューベ(Jose Altuve)などのスーパースターからMLBでの実績のある選手が揃っているベネズエラ代表。
ドミニカが頭一つ抜けてはいますが、それでもメジャーリーガーを揃えているので試合でどうなるか注目です❗️
Silvino Bracho (RHP)
AZで2015年にメジャーデビューをし、2017の第4回WBCでもベネズエラ代表として出場をしたBracho投手。 ここ最近はトミー・ジョン手術などがあり、メジャーでプレーをすることは少なくなってきています。昨シーズンもブレーブスで1試合に登板したあとDFAとなり、今シーズンからはCINのマイナーでプレーをします。
プエルトリコ(Puerto Rico)🇵🇷
カルロス・コレア(Carlos Correa)が出場辞退をしてしまったのはかなりの痛手ではありますが、それでも今回のメンバーはフランシス・コリンドーア(Francisco Lindor)を中心に投打ともにバランスの整った選手が揃っています。
クローザーには昨シーズン、カッコよすぎる登場で話題となったエドウィン・ディアス(Edwin Diaz)が控えており、プエルトリコとしてはとにかくリードした状態で9回まで行けば勝てると思えるのではないでしょうか。
最初に紹介するのはNYMの守護神Edwin Diazの弟、
Alexis Diaz (RHP)
です。
2022年にメジャーデビューをしたAlexisは、 5月17日のCLE戦でメジャー初セーブを記録しました。しかも同日に兄のEdwinもセーブを記録し、兄弟が同じ日にセーブを記録するというMLB史上3回目の記録を達成?しました。
成績は1年目から59試合に登板し、防御率1.84 WHIPは0.96でした。良い日と悪い日で差があり安定感に欠ける場面もありましたがCINの厳しい中継ぎを1年間支えました。
WBCでは兄との兄弟リレーにも注目ですね❗️
(兄弟2人のフォームが似ているのでそこも注目です。)
Fernando Cruz (RHP)
こちらも昨シーズンにメジャーデビューを果たしたCruzですが、彼は現在32歳とオールドルーキーでもあります。
2007年のMLBドラフトで内野手としてKCに指名されたCruzですが、2011年にピッチャーにコンバートしますが、翌年には解雇され、その後CHCのマイナーに移籍しますが、2016年にはアメリカの独立リーグ、2018から2021年まではメキシカンリーグとかなりの苦労人でもあります。
2022年からはCINのマイナーでプレーをし、56イニングで防御率2.69、4勝4敗、23セーブとセーブ数はリーグ2位の成績を残しました。
そして、9月1日に念願のメジャー昇格。
翌日の試合でメジャーデビューを果たしました。
ざっと今までの経歴を振り返っても本当に苦労をしてMLBの舞台に立っているので、WBCでも活躍をしてほしいですね❗️
Henry Ramos (RF)
現在、CINのマイナーでプレーをしているRamos。
2010年のドラフトでBOSから指名をされました。しかし、ケガなどもあり2016年シーズン終了まで一度もメジャー昇格をすることは出来ず、同年11月LADとマイナー契約を結びました。しかし、ここでも目立った活躍は残せず2018年シーズン終了後にフリーエージェントとなりました。
2019年からはSFのマイナーでプレーし、2020年はTEXと契約。しかし、2020年は例のアレでマイナーリーグは全試合キャンセルとなり、プレーすることは出来ませんでした。
そんな状況から一転、2021年はAZのマイナーリーグで
打率.371/出塁率.439/長打率.582/OPS1.021
という記録を残して9月5日にアクティブロースター入り。同じ日にSEA戦で代打でメジャーデビューを果たしました。
しかし、10月7日にチームの40人枠からカットされてしまいました。
そして、2022年からはKBO(韓国)のKT WIZと契約しました。
今年からはCINのマイナーでプレーをします。
プエルトリコの野手陣は同じPOOL Dのチームと比べるとタレントが少ないように感じるのでRamosの活躍が重要になってくるかもしれません。
イスラエル(Israel)🇮🇱
前回2017年大会ではメジャーリーガーが出場するなどダークホースとして話題となったイスラエル代表。
今大会もメジャーリーガーが揃っており、SFのジョク・ピーダーソン(Joc Pederson)など前回大会よりも強力なラインナップとなっていますが、今回のグループはかなりレベルが高いのでどのような結果になるか注目です❗️
Evan Kravetz (LHP)
サウスポーで長身という2つの特長を持つKravetz投手。
LADの伝説の投手サンディ・コーファックス(Sandy Koufax)に憧れており、高校時代には同じ32番を着けてプレーをしていました。
メジャーリーガーと対戦してどのような結果になるか注目です。
ニカラグア(Nicaragua)🇳🇮
あまり聞き馴染みのない国かもしれませんが国内での野球の人気は凄まじいものがあり、昨年に行われたWBC予選でも初出場を決めた際、ニカラグアの選手たちは本当に嬉しいそうにしていました。
今大会では2名のメジャーリーガー、ジョナサン・ロアイシガ(Jonathan Loaisiga)とが選出されており、予選を勝ち抜いたチームとして頑張ってほしいですね❗
Brandon Leyton (SS)
現在AAAでプレーをしているLeyton。23歳と若手であり、今年か来年ぐらいにメジャー昇格の可能性もあります。
打率.250 ホームラン11本 打点47 OPS.745とまだまだメジャーレベルではありませんが将来的に改善をしていく可能性もあります。守備もエラーが多いので不安要素が多いですが、裏を返せば伸び代があるということでもあるのでWBCでトップの選手と対戦していろいろなものを吸収していってほしいですね❗
まとめ
いつもと違いかなり長い記事なってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
基本的にみなさん日本を応援する方がほとんどだと思いますが、日本だけでなく今回紹介したように選手に注目したり、自分が応援しているチームから選ばれた選手を応援するというのも一つの楽しみ方だと思います。
いよいよ開幕まで1ヶ月を切りました。今からワクワクが止まらないので3月7日まで待てるか心配です笑笑
最後まで読んでいただきありがとうございます!
質問などがありましたら、コメント欄やDMでお待ちしております。
それでは次回の投稿でお会いしましょう。