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キャリアづくりの教科書を読んで、ありたい姿をまとめてみた
はじめに
身の回りでは転職する人が増えて、ニュースでは転職を推進する記事が増えた。しかし、経済的な理由以外で転職をする理由、転職方法を記載している記事は意外と少ない。
私も迷いながら、転職するしかないという考えに矯正されていた。その中で身の回りの友人に勧められたこの本に答えが載っていたのでまとめるついで紹介しようと思う。
もし、キャリアについて迷っている・現職に不満がある方は時間をかけてでも是非読んでほしい。
自分なりの答え
突然だが本書をまとめる前に自分なりの答えを残しておこうと思う。
1. キャリアを通して自分がありたい姿は何か?
好きなコトへ没頭できる環境を提供するプラットフォームの運営+そのサービスのエンジニアとしてより良い体験への追求
※キャリアジャーニーは終わりなき旅である。ここからより具体化していくだろう
2. ありたい姿を叶えるためにどんなxx型を目指すのか?
軸となる専門性を高めるためにT型を目指す。
まずはフロントエンドとしてユーザー体験向上に関する領域(パフォーマンス/アクセシビリティ)で成果を出す。
デザイン、分析部分は得意な人に任せパフォーマンス、運用部分に重きを置くがスクラムチームとして領域カバーはできるH型人材
3. T(H)型を目指すために必要なこと、どんな機会を掴みたいか
フロントエンドとしてUX対応
パフォーマンスチューニング
Webアクセシビリティ対応
React/Next
マーケティング知識収集
基礎用語理解
個人サービス開発
上記部分の応用
スクラム開発のフロントエンドエンジニアとしてUXに知見のあるフロントエンドエンジニアを目指す。その後、パフォーマンスを意識しフロント、サーバを対応できるエンジニアになりプロダクト開発を推進する
私がこの本で見つけたキャリアマップは上記だ。
この地図をもとにキャリアを歩んでいこうと思う。
それでは、早速まとめていこう
キャリア3.0とは
ありたい姿・成し遂げたいことを理解し、どんなxx型を目指すかを決め、
そのためにどんな機会を掴みたいかを明確にする。
目先ではなく将来的にプラスになるかの観点を持ち
B/S型キャリアを進めていく
キャリア3.0は下記のような特徴がある。
会社との関係性
転職前提雇用・複数企業前提雇用
個人スタンス・価値の源泉
自己の非連続成長・キャリアレバレッジ
働き方
目的型・ジョブ型
キャリア形成方法
B/S型
学び続ける力
将来を見据えた戦略的学習
その中でも下記構成要素によって形成される。
目的地
「どこへ行きたいのか」「自分はどうありたいか、どんな状態で働けることを目指すか」
武器
目的地次第だが、スキル・仲間・語学力など
ルート
転職・独立・起業・社内でチャンスを掴む
終わりなきプロセス
転職・起業はスタート、常に理想を見据えつつ、日々の仕事を楽しむ
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B/S型キャリアでは、自分の今できることにレバレッジをきかせ、チャレンジングな機会をつかみ、自分の幅を広げ成長することを目指していく。短期的に収入が下がるとしても生涯年収が向上するのであれば資産として計上する。
人が仕事する上で大切にする3要素
1. 社会目的志向
社会に対して価値を提供し、貢献できている実感。社会課題解決への感度の高さがある(未知かな誰かの抱える課題や悩みも含む)
自身の仕事が社会に与えている影響を感じられる環境に左右される
「誰の」「どんな社会課題に」「どのように」役に立ちたいか考える
2.コト志向
「やりたいコト」「自分が得たいコト」「自分の能力を高める」「経済的に豊かになる」が達成できているかを重視する考え方
3.ヒト・環境志向
自身が所属し、働きかけることが可能な範囲のものを指し、誰と働くかを大事にしている。
どんなカルチャー(組織文化)・どんなバリュー(価値観)を重視する職場・人々働きたいか
市場価値の切り分け
市場価値=「希少性」✖️「市場性」✖️「再現性」
1. 希少性
どれだけレアなスキル・経験を保有しているかを表す
下記三つとして判断される
スタンス・ポテンシャル
仕事に対する考え方・姿勢・価値観
主体性・素直さ・向上心・やり切る力・地頭・基礎学力
新卒採用での判断ポイント
ポータブルスキル
仕事を通して身についたスキルや強み、他の環境にも持ち運べるもの
論理的思考・プレゼンスキル・コミュ力・語学力・ソフトウェアスキル
異業界の中途採用の判断ポイント
テクニカルスキル
専門性が高く、特定環境下において発揮されるスキルのこと
法務・会計スキル・ITエンジニアリング・デザインスキル・コンサル
同業界・同職種の中途採用での判断ポイント
自分だからこそできると明確に言えるよう、上位1割の成果を出せるようにしたい
2. 市場性
自分が持つスキルがマーケットからどれだけ必要とされているか
成長性の考え方
業界・領域の成長率を捉える
同一業界内の複数の主要企業が成長しているか
年平均3〜5%以上
背景にある構造を捉える
PEST分析を用いてマクロ動向を捉えることが重要
必要とされる人材要件を捉える
新規事業を作れる人材
既存事業を拡張できる人材
3. 再現性
異なる環境においても、再現できる能力かどうか
どんな環境で、どんな人がいて、どんな障壁がある中で、どう考え行動したのかという「プロセス」にこそ本人のスキルやスタンスが現れ、再現性がわかる
上位10%に入る成果を出すことが重要
大事なことは、常に3手先を見ること
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1人前の定義
そのスキル単体を用いて、外部から継続的に一定の報酬を貰える
(その打診がある)ようであれば一人前
自社に残る選択
自身の市場価値と適正な報酬水準感を常に客観的に理解しておくことが必要
成長機会が乏しいとしても、その中で最大限の努力を仕切ったと言い切れないと、同じ言い訳を繰り返し、青い鳥を探し続けることになる
何を成し遂げるか・どんな力を高めていきたいか・どこにマイルストーンを置いてどの程度の期間を区切りとするか決めて働くことが必要
転職という選択
転職の三要素を理解する
転職目的の整理
転職で何を得たいのか、何のために転職するのかの言語化と説明
転職の手段
転職するための手段と手段別ノウハウの理解
転職活動・選考プロセス
上記について気をつけること
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考えさせられる言葉集
この本の中で、ハッとした言葉をまとめておく
個人として、どのような価値を産み出せるかを言語化できる人
学ぶこと自体を目的化せず、何のために、どこを目指すかを明確にすること。そして、学びをアウトプットすること
誰にでもすぐ身につけられるとすれば、それは希少ではない。
時間がかかるからこそ、優位性につながるのだ
まとめ
結果として現職に残ることを決めているが、毎月棚卸しを実施し個人で契約更新をしていく予定だ。前回の記事で定性的な強みも言語化したのであとは愚直に進んでいこう。
あなたと私のキャリアに幸あれ。