【コーチング学習vol.4】コミュニケーションの4タイプ分類を、より実用的に活用するためには?
こんにちは、2020年10月1日に個人事業主としてコーチング業で開業した山田と申します。
僕は縁あって、TCS(トラストコーチングスクール)というコーチング関連の団体で、コーチングをこの9月から学び始めました。
( https://trustcoachingschool.com/ )
まだまだ勉強中の身ですが、コーチングを通しクライアントの役に立てるよう、日々コーチングについて学びnoteにて発信しています。
●記事発信の目的としては、以下のようなものがあります。
・自分自身の頭の中を整理するため、理解を深めるため
・同じようにコーチングを学ぼうとしているor学んでいる方々の考察材料となるため
・コーチングを受けようとしている方々にコーチングについての理解を深めていただき、コーチングを受けるときに価値を最大限見出してもらうため
記事の構成として、まず考察開始時点での僕の仮説や解を明示します。
それを踏まえ、インターネットや書籍等のメディアから情報を集めたり、ただあーでもないこーでもないと超自己満足な考察をしたりして、僕自身がより納得感のある解を見つけるということを目指していきたいと思います。
その中で、みなさんにとっても、少しでも何か新たな気付きがあれば幸いです。
第4回のテーマは、「結局自己満足で終わることも多い自己分析やタイプ分けコンテンツ、実用的に活かすためには具体的にどうすればよいの?」という問い。
では早速いきましょう。
・複数の理論で類似したものが登場する4象限の分類
(画像引用:株式会社OKAN webページより
https://okan-media.jp/organization-new-communication/ )
●問いの背景、この問いへの納得解を出そうとしている意図
「コーチングを提供する際、より実用的に活かすため」
コーチングを学ぶ中でも、DISC理論やソーシャルタイプと類似した2軸(感情表現の強or弱 × 自己主張の強or弱)でコミュニケーションスタイルを4つに分ける方法が登場した。
過去、転職エージェントのキャリアアドバイザー時代にも転職活動者のタイプ分けをするってのはあり、それなりに理解もしていたが、「活用」ってのはあまりできていなかった印象。
今一度、このタイプ分けコンテンツの価値・効果的な使い方を自分で整理したいので、このテーマについて考察することに。
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<考察開始>
●「コミュニケーションの4タイプ分類を、より実用的に活用するためには?」という問いに対する当初の僕の解
(※考察意図踏まえ、コーチングのような対人のサービス提供時の活用を想定)
「アポ前の段階で相手のタイプを把握しておき、コーチングセッション開始直後に顧客が感じるコミュニケーションストレスを最小化する」
→
これも過去、転職エージェントでキャリアアドバイザーをしていたときの経験から。
当時、面談前のタイミングで転職活動者に回答してもらう事前アンケートにおいて性格判別の質問があり、転職相談の面談前に相手のソーシャルタイプを把握するようにして活用していました。
具体的には、例えば面談予定の相手が「結論ファーストなコミュニケーションを好み無駄話を嫌うソーシャルタイプでいうドライバータイプ(Xタイプ)」と事前に把握することにより、面談開始後アイスブレイクなど入れず、すぐ事前に相手からもらっていた質問へ回答するというような活かした方をしていました。
<考察内容、情報>
改めてこの4タイプ分析について考えてみました。
前提として人は4象限の4つのタイプの要素を、濃淡の違いこそあれども1つの人格の中にそれぞれ持っているという考えを僕はしていて、あまり診断結果踏まえて「この人はドライバーの人だ」と1つのキャラクターに決めつけるのも良くないかなって感じている部分もあります。
それより、「この人はドライバーの要素●点、エクスプレッシブの要素●点、アナリティカルの要素●点、恵美炙るの要素●点」と、その人の人格における要素の比重を見てあげる方がしっくりきます。
多種多様な人間の性格や行動特性をたった4つに分けるということで、そもそも分け方に粗さは感じますが、裏を返せばそれだけシンプルだからこそ、膨大な変数を持ち複雑の極みである人間ってものを当てはめたときに、妙な面白さを感じられるのかもしれませんね。
ちょっくらネットサーフィンをしてみたところ、個人的に好きだったのが以下の画像とnote記事。
(画像引用:小澤美佳 | knit広報 / キングダムで見るソーシャルスタイル~円滑なコミュニケーションのコツ~https://note.com/micakozawa/n/naab229a8651d )
なんと僕も好んでいる漫画・キングダムのキャラクターを、お馴染みのソーシャルタイプに分類しているコラム・画像に遭遇。
漫画のキャラクターって、現実の人間以上にそれぞれ個性が際立っている印象あり、こういう型に当てはめていくこと自体に面白みを感じてしまいました。
<結論>
色々と情報収集したり考えたりしている中で、いくつか活用するとよさそうと思える場面を言語化できたので、以下記載したいと思います。
①相手とのアイスブレイクのツールとして活用する
→
僕の主観的なイメージでしかありませんが、人を分類したり単純化することって、自分も含め好きな人多い気しません?
例えば、血液型診断、利き脳診断、左利きの人の特徴、右脳型左脳型、などなど…。
もうこういうのって科学的な根拠とかそういうのないのかもしれませんが、「私たち認識一緒だね」っていう仲間意識を醸成するには、ピカイチ適切なコンテンツだと感じています。
「あー、確かにこういうタイプの人ってこういう行動や口癖あるよね! わかる~!」、「有名人のあの人やマンガのあのキャラクターは多分●●タイプだよね!」等、一度は経験ないでしょうか。
人間のタイプ分けは「相手と打ち解ける手段」として、めっちゃ有効な気がしちゃっています。
②相手に対して有効な働きかけ方について、仮説立てに活用する
これは1つ目と違ってちょっと堅く考えてます(笑)
初めてコンタクトする相手って情報量が少ないので、有効な働きかけ方やストレスのない関わり方って、最初からわからないですよね。
そこでこのタイプ分けを、相手とのよりよい関わり方を見つけるためのPDCAにおいて、仮説立て(P)に役立てます。
人を人を理解するためには粗い分類ではあるものの、「この人の高圧的な雰囲気的にドライバータイプかもしれない。てことは、プライド高くて自尊心高そうだし、結論ファーストなコミュニケーションを好むだろうな。」と、相手についての情報が少ない中でも、雰囲気等から4分類においてどの要素が強いかを推測し、そのタイプに有効なかかわり方をみつけるってことができますね。
ただ書いてて思ったのが、こんなのわざわざ4分類のフレームで覚えなくても、多くの人が頭の中で無意識的かつ感覚的にやっていそうっていうこと(笑)。
結局タイプ分けってやっぱみんなが無意識的かつ感覚的にやっていることをあえて言語化・可視化しているだけかもしれませんね。
それ考えると、やは打ち解けるツールとして、「そうそう、それそれ」と他人との共感を生むのに有効な気がします。
やはり①のように、が一番ベターな活用方法な気がしました。
■まとめ
人を分類するコンテンツってまだまだ他にも役立て方があるかもしれませんが、一旦は相手とのアイスブレイクのツールとしての活用が一番有効ではないかということで、今日の考察を終えたいと思います。
またぜひ他にも、有効な活用方法が頭に浮かんだ方は、コメント等で教えていただけると嬉しいです。