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【テンペラ画制作過程3】下書きを完成させたのち金箔をはるための画面をと整える。
制作時間がかかりすぎて自分も何やってるのか忘れそうになってきています^_^
今日はカーボンでトレースした下絵をイエローオーカーの水彩絵の具でなぞって下書きを完成させたのち、金箔を貼るための下地として赤茶の砥粉を膠水で解いて3回ほど塗り重ねて整えました。
石膏ボードに空いた細かな凹凸や穴を粒子の細かい砥粉でさらに埋めることによって表面の滑性をたかめています。
テンペラの箔は滑性の高い表面に張り、さらに磨き上げて光を反射させる効果を高めます。
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今回は3回のみですが、もう少し塗り重ねたほうが表面がつるつるになるそうです。
(テンペラの箔は日本画とは異なり下地の表面をつるつるにして、箔の表面をメノウ棒で磨いてぴっかぴかにします)
箔を貼るための下地を作るのが難しく、半年近くかかってしまいましたが、下地ができてないとどんなにがんばっても美しい金地ができないそうです。
図像が描きこめると制作の目標が立てやすくなり、すこしなにやってるのかわかってきます。