就活解禁の謎

日本では年度末だけれども、ウィーンに住んでいるので、そういうものは全く関係ないし、確定申告もオンライン申請であれば6月末締め切りなので気楽なもんだ。そもそも、1年などという架空の時間の区切りを設定しておて、何が年度末なんだと常々思ってきたし、そもそも1月1日から始まっているのに、別途めんどくさい年度末など紛らわしいものを創作して人を惑わすはやめてくれと思っていた。それでも2021年3月末で、ウィーンに引っ越して5年ということになる、こういう人工的な暦というシステムのおかげで5年という単位を祝うことができるというのはよいことかもしれない、むしろ人類はそういうそもそも区切りのない無意味にただただ流れていく人生の時間のなかでそれなりの意味を設定していかないと落ち着かない。結局のところ、意味というのはそういうことだと常々考えてきたし、時々「あ、それは意味を後付けしてるでしょ!」という会話を聞くのだけど、そもそもこの世界に意味を持たせるという行為は、先行したなんらかの行為に人類が意味を持たせるだけで、そもそも原則のところ後付けでしかないじゃないかと思ってきた。今日の勉強はここまで。

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