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授業の中で日本文化に触れる〜小学6年生の授業で「狂言」を鑑賞【258】

 日本語教室の授業記録です。小学6年生の子がかつて日本にいた頃、学校に伝統芸能の活動をするクラブみたいなのがあったようで、自分はそれにあまり関わったことがないということだったので、一度鑑賞してみようということになりました。
 そして、6年生の国語の教科書を使って「狂言 柿山伏」を紹介する文章を読み、狂言の魅力や話の大筋をおさえてから、大蔵流狂言善竹会の柿山伏(ダイジェスト版)を鑑賞しました。

教科書で予備知識を入れて鑑賞
独特な雰囲気の舞台
全体のつくりにも感動しました
細かい表現力が魅力

 日頃は「日本語と英語」とか「日本語とその他の言語」というような対立構造を取りがちな日々の中でも、同じ日本語であっても「古語としての日本語と現代の日本語」にも違いがあることが分かりました。日本語でも違うように聞こえるような驚きを感じたり、想像力をかけたてる演者の方々の表現力の高さについてディスカッションをすることができました。

 私個人の印象として、話し方やストーリーの展開はとてもゆっくりに感じます。つまり、現代がいかにスピーディーな社会になったのかということを個人的には改めて強く実感しました。

 また、お笑い好きの私としては、笑いの感覚は時代が変わっても変わらないものがあるということも分かり、人間の歴史の長さと文化の奥深さを実感させられました。

・横浜能楽堂「子ども狂言堂 狂言『柿山伏』」

・大蔵流狂言善竹会「狂言 柿山伏 ダイジェスト版」

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