「頑張らなくていいよ」という言葉をもらって【Aflevering.70】
先日の日本語教室の授業終わり、生徒を送り出す時のことです。
ある生徒のパパは、とても気さくで英語が苦手な私にペースを合わせて話してくれる優しい方です。
お迎えの時に、「うちの子はよし先生のことが大好きだよ!いつも楽しいレッスンをありがとうね!(英語で)」と嬉しい言葉をかけてくれました。
私はその言葉をかけてくれたことがとても嬉しかったので、「とても嬉しいよ!教えてくれてありがとう!これからも頑張るね!」と伝えました。
その時に、そのパパは私の言葉に対して「ううん、頑張りすぎなくていいよ。ありのままでいいんだから。」と答えてくれました。
自分を大切にできているか
「頑張ります。(I will do my best.)」
という言葉を、日本で何度も当たり前に使ってきた私にとって、そんな言葉が返ってるとは予想だにしませんでした。
それと同時に、この言葉を日本でどれだけ当たり前に使ってきたかについて考えさせられました。
いろんなことに「もっとできるはずだ!」と考えて取り組むことが当たり前だった私にとっては、今までに出会ったことのない新しい価値観です。
昨年、ビーチで行われたクラス会で友人のパパと話をした時も、「仕事以外の時間も大切にする」という話を聞きました。
オランダで生活するようになり、日本にいた頃のように平日も休日も学校にいて、自分の自由な時間が贅沢だとする考えは改めたいと思うようになりました。
日本の学校現場では、いつも+αを求められていた気がします。到底勤務時間内には終えられない仕事量の中で、「もっとできるはずだ!」鼓舞していた自分がいました。
今回、生徒のパパが伝えてくれたのは、「ありのままで自分も幸せ、相手も幸せ」である状態が大切なんだ、ということだと思います。
むしろ、ありのままで仕事のパフォーマンスが高いということ自体すごいことだとも考えられますが、、、。笑
こういった考えを、当たり前のものとして日々子育てや仕事をしている人たちがいるということも、私にとっては海外生活の大きな学びとなりました。
感謝の言葉をいつも伝えてくれる生徒のパパ
父の日に渡すクラフトも、「素敵なプレゼントありがとう!とても嬉しかったよ!」と伝えてくれました。それを聞いた私も、クラフト制作を授業に取り入れてよかったと心から思いました。
感謝の気持ちは、きちんと言葉にして相手に伝えることがとても大切だということを改めて感じました。
私も幸せな気持ちのGiverになれるように、いろんな気持ちを周りの人に伝えていこうと思います。