【本棚】忌み地 -怪談社奇聞録-
noteのほぼ日更新を始めてもうすぐ1ヶ月!
とはいえ毎日イラストや4コマを投稿し続けるのは難しいので、奈良の話題・日常のこと・読んだ本の感想なども書いていこうかと思います!
ちなみに、本を読むのも文章を書くのも苦手ですので…あしからず^^;
私が普段読む本は奈良関連のものばかりなのですが、今日は初めて買ってみたホラー系?の本についての感想を書いてみたいと思います。
その名も「忌み地」
個人的にホラー映画や怪談話を聞くのが好きで、現在狩野英孝さんがMCを務めている「怪談のシーハナ聞かせてよ。」という番組にハマっているのですが、中でもこの番組に登場する怪談社さんに私は興味津々!
怪談社とは(公式HPより)
幽霊や妖怪、妖しい音や気配。
日本で昔から親しまれてきた怪談話。
そんな不思議な出来事を現代でも
実際に体験する人がいます。
「怪談社」は聴き集めた話を
実話怪談師の糸柳寿昭、上間月貴
書記の伊計翼が中心となって
舞台やメディア、書籍など様々なかたちで
世に発表する集団です。
怪談社さんは実際に起きた怪談話を全国で聴き集めている集団で、怪談を語るイベントを催すほか、本もいくつか出版されています。
その中の一つが「忌み地」なのですが、この本は怪談社さんが怪談話を収集する際の取材の内容が、実際に体験者から聞いた怪談話と共にまとめられています。
また、忌み地というタイトルの通り「避けるべき穢れた土地」がテーマとして扱われているのですが、その際に知る人ぞ知る事故物件公示サイト「大島てる」を取材の参考にされています。
(大島てるについて書くと長くなりそうなので…、気になる方は各自調べてみてください。)
「怪談のシーハナ聞かせてよ。」の中で数多くの怪談話をされている怪談社さんが、どのように怪談を収集されているのか以前から気になっていたのですが…。
本を読んでみて、怪談社さんが自分たちの足で日本各地を巡り、しかもアポなしでの飛び込み取材を日々地道に続けておられることに驚きました!
怪談を収集するのもやはり楽ではないのですね…。
内容は(先ほども少し触れましたが)怪談社さんが実際に行なっている取材方法と、それによって人々が語った怪談話が続く構成で、短編集の様になっていてとても読みやすいです。
また「大島てる」上で事故物件が集中している “とある土地” ではより多くの怪談が住人によって語られており、一見するとそれぞれ別の話のようにも思えますが、この土地にまつわる怪談話を総合して考察してみると、この忌み地で数々の怪奇現象が起こるのには、何かしらの原因があるのではないか?と想像させられます。
話の内容が真実かどうかはさておき、世の中には実際に身の回りで起きた怪奇な現象について語ってくれる人がいる。
そして、そんな人々から聞いた個別の話に何かしらの法則性があったり、それが一つの事実に集約されることも…ある。
もちろんオチがない(原因がわからないが故に気持ち悪い)お話も沢山あるのですが、それが実話怪談の良さであり醍醐味だと改めて感じました。
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