地味な鳥でお腹いっぱい
今日こそちゃんとトレランの練習するつもりだったんですよ。来月に大会もあるし。
朝五時には家を出て、夜明けと共にマイフィールドへ。清涼な空気と誰もいない空間を一人占め。そりゃあ気持ちよく走ってました。
でもね、いたんですよ、というかいるのはわかってたんだけど、見えちゃった。
「クロジ」。いつもは藪の中で気配だけなのに、今日に限ってヤツも油断してたのか、はっきり見えちゃった。
実はこの鳥、僕は初見。「あっ!」と声が出た瞬間にしゃがみこみ、万が一に備えてバックパックにいれてたツァイスの双眼鏡を構えました。ややや、はっきり見える。黒いけど青い。サービス良すぎる。むちゃくちゃ地味だけど。しばらく堪能。
で、気を取り直して走ろうかと思ったら、「チチ」とか弱い声。近くの沢に青色光沢。「ルリビタキ!」いつもはメスしか出なくてジョウビタキかどっちか迷うだけなのに、とってもわかりやすいオス。いやあ、青系の鳥でも、カワセミとは違う可憐さがステキ。(カワセミも好きですよ)こちらもしばらく堪能。
すると、近くにソウシチョウの群れが現れた。しばらくそちらに気が取られる。このフィールド、なぜかソウシチョウが異常に多い。ほぼヒヨドリと同じ扱いになってしまう。あ、ソウシチョウね、って感じ。はじめてみた時は派手さにびっくりしたけどね。
で、移動。するとまたべつの藪から気配。「またクロジ?(嬉しい)」と見ると、褐色。あ。シロハラだ!いやあ、久しぶりに見た。これも藪の中にいるからなかなか見えないんだよね。
なんだ、別のもいるぞ。ツグミ・・・じゃない、トラツグミ!鱗みたいな斑紋。うわあ、すごい。気持ち悪い鳴き声の印象しかないぞ。でも姿は悪くない。地味なりにきれい。
もうすでにお腹いっぱいな気分。いつもはメジロ一羽で十分嬉しいんだが。
お腹いっぱいのまま歩を進める。いつの間にか走るのを忘れてる。
とりあえず、池に浮かぶカモを見て落ち着こう。冬場はいつもいるカルガモとホシハジロ。いたいた。カルガモ多数とホシハジロ一羽。
それにしても、このホシハジロ、いつも(数年来)単体でこの群れに混じってるな。たぶん自分もカルガモだと思ってるんじゃないかな。と、どうでもいいことを考える。
落ち着いたので、よし、走ろう!と動き出すと目の前をのそのそと歩く群れ。なんかデカイ。近づいてもマイペース。あの顔、体型。「コジュケイ」!いや、声はよく聴くよ。単体ではみたことあるよ。でも群れは初めて。なんか大きい分、鳥っぽくない。動物感?がすごい。
気がついたら駐車場。
来月のトレランが心配です。