中年おじさんが自家製ジェノベーゼを作るのだ
「ジェノベーゼ」という名称すら知らなかった無知なおじさんでしたが、昨年の夏、某イタリアンファミリーレストランにて期間限定のものを軽はずみに食べてから、その美味しさに開眼してしまいました。
「まだまだ世の中には美味しいものがある!」(大げさ・・・)
それからは毎回「ジェノベーゼ」「ジェノベーゼ」「ジェノベーゼ」・・・要は気に入ったのです。
でも、期間限定。秋口にはメニューからなくなってしまいました。がっかり。
でもあの味が忘れられない。歳を取ってからの異常な恋愛のような執着。経験は有りませんが。
とりあえず作れないか?と調べたところ、バジルソースさえ調達できればよさそう。
ここでじゃあソースを買いに・・・とならないところが生来のひねくれ者。
バジルを育てて作ってみよう!
さっそくバジルの種を購入しました。ネット通販大活躍。
で、春に届いた種をさっそく蒔きました。ちなみに思い付いてから半年経ってます。おじさんになると時間があっという間だねえ。
とりあえず、試しに100枚程度の美味しそうな見た目の葉っぱをむしり取る。初めてなので「美味しそう」はもちろん主観です。
で、適当に洗い、材料を並べる。
適当なんです・・・でも、結果それらしいドロッとしたものになりました。「ドロッ」と書くといまいちな感じですね。まずそう。
で、常備してあるパスタを茹でました。ジャガイモも一緒に。
茹で上がったパスタに「ドロッ」+サイコロに切ったジャガイモ+庭に群生する青じそ。
なんかそれらしいものができました!
味は・・・うん、悪くない!というか濃い!
自家製だからか、バジルの量なのかよくわからないけど。いや、やはり美味しい。
ただ、香りもキツい。子どもに「この異臭は何?」と言われたくらい。
皆さん、もし作るなら換気は充分しましょう。
とにかくできました!
うれしくて何度か作りましたが、結局食べる方が追い付かず、冷凍ソースがたくさん。
でもなぜかバジルはたくさんできるんです。染物用に育ててる蓼藍は大してできないのに。
あ、ひょっとして、バジルでも染物できる?
よし、試してみよう、と思った今日は夏期休暇最終日。
近いうちに「バジル染め」をやってみようと心に決めて、今日は終わりにします。