在宅勤務での叱り方・・・
いやはや、なかなか筆が進みませんね。在宅勤務で家にいるので書く時間は増えているはずなんですがね・・・なんでなんでしょ?私の会社もすっかり在宅勤務になりまして、人との濃厚どころか淡泊接触すらないという今日この頃。もっぱら人とのコミュニケーションはWeb会議になりました。
Web会議楽ですね。だって、ビデオオフにしていれば顔見られないし、何やっているかわからない。クソつまない会議とか、どうでもいい内輪ネタ的な議論なんて、イヤホン片耳入れて別な仕事したり飽きたらネットサーフィンしていればいいんですもの。在宅勤務?ああ、効率上げて仕事する勤務だからクソみたいな会議なんてスルーでいいのさ?って思う今日この頃。
在宅勤務で会議やっていると、顔が見えていても空気感までは見えないし、本質とらえにくくなっているから良し悪しだなあと。今日も部下の資料添削なんて時間があったんですがね、正直資料を作る立場から、添削する機会がおおい立場になってみるとわかる事増えるなあとしみじみ思うことが多くなってきましたね。
1.その資料実は大半は自己満足で終わっている。
部下とか後輩とかから会議資料とか、お客様に出す提案書なんぞチェックする機会があるんですがね。もうね基本のキっていうのは言わずともクリアしてほしいのです。最低限ね。
・ページにフォントがバラバラに点在していると正直読む気失せる。
・親切じゃなくて当たり前にページ番号は振れ
・平仄くらい合わせて当たり前。
・です。ます。します、いたします。くらいは統一しろ
って思うわけですよ。こんなの叱るのも突っ込むのも正直嫌気がさしているんですよね。そんでもって、当たり前だけど1時間の打ち合わせでさ、何枚資料をね、こさえるんだって話ですよ。例えば1時間の打ち合わせってね。こんな感じですよ。
1.はじめましてこんにちはから名刺交換10分
2.席について雑談オープニングトーク5分
3.資料説明(XX分)
4.質疑応答・ディスカッションタイム(15分はほしい所)
5.まとめ時間の段取り確認など(10分)
6.資料配ったり、準備時間とか予備時間(5分)
7.5分前には終わる事を心がける(5分)
って考えるとね。せいぜい資料説明に使える時間って10分なんですよ。そうするとね。資料を1枚1分で説明したとしても使える枚数10枚が限界。もっとも1枚1分で説明するような軽い中身ばかりじゃないから、この半分くらいと考えると5-6枚って感じなんですよ。なんで、こんな基本的な立て付け考えないで君は1時間の打ち合わせに30枚も資料作るんだよ。しかも、めちゃめちゃ細かくて、どうでもいい参考資料とか、どうでもいい補足とか、誰に提案するための資料を君は作っているんだい?だって、相手経営者だぜ?経営者に分析データのグラフの細目見せる必要あるのかい?
資料をいつも見て思うクソタイトル。こんなページはいらない。
(参考)XXX ←そんなのイラン。必要なら次回の打ち合わせセッティングしろ
(手持ち)XXX ←そんなものカバンにしまっとけ、一生使わないから
あと、すげえ小さい文字で文字がたくさん入っているのもイラン。カラフル過ぎる資料も疲れるからいらん。3色で十分。赤文字たくさんつかってお前の資料はトマトケチャップか?何が注意かよくわからん。共有なのか、相談なのかよくわからん。という所をつっこみまくっても疲れるわけ。しかも対面と言えどもWeb会議越しだから、怒りの雰囲気は伝わらないのよ。
って思うわけ・・・そんでね。
「うん、それで、今回の打ち合わせの目的とゴールはなんだい?」
「はい、データ分析の結果をお伝えする場です」
「それ伝えてどうするの?」
「・・・・」
あのさ、これ、次回打ち合わせして何を得るのよ?そこなくしてよく資料作れたな・・・ありもの組み合わせただけじゃダメなのよ。君は物語をつくらないのかい?
・今回の持ち時間を確認する。
・持ち時間から言いたいメッセージを考える。
・そしたら、この打ち合わせの目的とゴールが決まる。
・そうすれば、おのずと必要な資料やデータが洗い出される。
・その中から、目的とゴールを補完するものはなに?
・そして、これを見せる理由は何を説得するの?何を納得させるの?
・結局、今日は何を引き出せばゴールなの?
っていうのシナリオだと思うんだけど、そんなものもつくらないのかい?そして、一番大事なのは、いつも聞いているんだけど
「でさ、自分はどうしたいの?」
って聞いて答えられないなら、俺その仕事しなきゃいいと思うんだよね。僕ハッキリ言うけど
・思いのない仕事は時間の無駄。
そういうのを丁寧に伝えようと努力しているけど、Web会議越しにはうまくつたわらないなー。もっとも、それは自分のレベルが足りてないとおもうんだけどさ。
自分も在宅勤務のスキルをあげて、効果的に指摘や叱るっていうスキルを身につけないとだめだなあと改めて実感した今日この頃。
とある企業に勤める新米マネージャー 昔課長島耕作に憧れを抱いていたけれども、いざ自分がなってみると感じたリアルとバーチャルの境目に苦悩する日々をつらつらと書いたもの