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なぜ難病であることをさらけ出すのか
吉野についての記事はこちらから。
「そんなに若いのに病気なの、可哀想。」
「普通なら恥ずかしくて自分が病気なことなんて人に言えないよ。」
今まで言われてきた言葉たち。
これに対しての私の返答は「わかる〜」でした。
「ちなみに普通ってなんだろう〜」
とは少し思いながら確かに可哀想だと思う人もいるし、自分が病気なことを人に言えない人もいるよね、わかると頷いておりました。
同じ病気の子でも自分が病気であることは親しい人にしか打ち明けていなかったり、誰にも話してない子は沢山います。
そんな中私は全世界に自分が病気であることを公表しているわけですが、もちろんどちらが正しいとか良いとかは全くなく、
自分が病気であることを言いたい人もいれば言いたくない人もいるよねという感じですよね。
「なんで病気であることを公表するの?」
前知り合いにそんな風に聞かれたことがありました。
私は病気であることを家族、親戚、会社の人、その他関わる方ほぼ全員に話しています。それどころか先ほども言った通り全世界の方にもお話ししております。
病気であることを言わないという選択肢もある中なぜ私は病気であることをみなさんに話すんだろう。
それについて少し考えてみました。
こんな考えの人もいるんだな〜ぐらいに思っていただけると嬉しいです☺︎
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私吉野は幼少期からとにかく体が弱く、未熟児で産まれてきてから何かと手術をしたり病気になることが多い人生でした。
体には人の目に入ったら絶対に二度見されるような手術による傷もあり、色んなところに行くたびにその傷を食い入るように見られることが多かったのです。
色んな人に見られる人生、好奇の目で見られる人生、幼少期の吉野はこう思っていました。
「なんかめっちゃ注目されてるや〜ん、悪い気分ではないね!」
…
我ながらかなりハッピーな人間だと思います。
他のことに関してはめちゃくちゃマイナスなのに、傷とか病気に対してはめちゃくちゃポジティブです。
体の傷に関しても「小さいうちからこんな大きな傷、可哀想に」「私なら人前歩けないよ」という言葉をかけられることがありましたが
「人と違って注目される私めっちゃかっこいいじゃん!」
みたいな感じでとにかくハッピーな考え方をしていました。
現在も生活している上での「人と違って注目される」ということ自体には少し苦手意識がありますが
病気に関しての「人と違って注目される」には少しワクワクしてしまう人間です。不思議ですね。
なんでそんなハッピーな考え方なんだろう?と考えてみましたが、答えはそういう人間だからになりました。
自分の病気に興味を持ってもらえることが嬉しいし、病気のことを色々話したい、知って欲しい。
その結果可哀想とか恥ずかしいと言われてもいいのです、病気のことを話した後にどう思うかは受け取り手次第だと思っております。
そして一番大きいのは同じように病気で悩んでる方に少しでも明るいものを届けられたらという気持ちです。
「なんか知らんけどこんな風にハッピーに考えてる人がいるんだ。」
そう思っていただけたら個人的にものすごく嬉しくて、さらにハッピーになります。
病気に興味を持って欲しい、
こんな病気があるんだと知って欲しい、
病気だけど前向きに生きている人間もいるんだと知って欲しい、
それは時に希望にもなると思いますし時に憎しみにもなると思います。
どの感じ方が正しいか間違ってるなんてありません。
ただ欲を言えば、私の発信してるコンテンツを見ることで意外と大丈夫なのかもしれないと思っていただけたら嬉しいなと思い
日々自分の感情や考えをみなさんに対して発信させていただいております☺︎
今までの話をマガジンで無料でまとめて見ることができます。よければぜひご覧ください☺︎
『学校嫌い、勉強嫌い、子ども嫌いだった難病患者の私が学習塾の先生になった』#9