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【出版就活】一人で戦う就活生のための体験記 ⑤ES対策マニュアル(回答例あり)

こんにちは!
25卒で出版就活をしていた吉野と申します。
いつも読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。
始めましての皆さん、このページを開いてくださり、ありがとうございます。
詳しい自己紹介はこちらの記事に書いてありますので、よければご覧ください。


今回はES対策についてまとめていきます。
改めてになりますが、私がES通過した出版社は以下の通りです。
Cygames、集英社、小学館、講談社、文藝春秋、新潮社、Gakken、光村図書出版、双葉社、白泉社、スクウェア・エニックス、新書館
こちらの各社で課されたES設問をいくつかピックアップして、私の回答/感想/ポイントを併せて載せていく予定です。
※回答の一部は「バイト先→〇〇」のような形でぼかしています。ご了承ください。

個人的な見解になりますが、ESの選考で通過した人間のESに関するアドバイスが確実に正しいとは思っていません。
実際どんな基準で人事の人たちがESを見ているかなんて知らないからです。
ただ、こういうことを意識して書いていたら、結構通過しましたよ。面接に進んだ際には、こういう設問について特に聞かれましたよ。あと、最低限こういうことは気を付けて確認するといいですよ。というような体験談としての情報は、多少ESを書く手掛かりになるのではないか、と考えています!

また、決して私の記事だけを見て、これが模範解答だと思わないでください。
本当に慎重に色々考えて発信しているつもりですが、やはり大事なのは「なるべくたくさん情報を集めて、自分でかみ砕いて取り入れること」であると考えています。
※あくまでも個人の感想です。という投げやりな注意ではなく、皆さんの就活が実りあるものになるように、他の方の体験記などもたくさん読んでいただきたいと思っています。
そうした中で、就活対策の情報の1つとして、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!



①志望理由、やりたいこと


出版社を志望する以上、「志望理由」や「やりたいこと」といった類の設問には絶対に答える機会があるので、自分なりに念入りに準備をしておくことをおすすめします!
また、何か飛び抜けて目を引くようなエピソードがある場合は分かりませんが、ほとんどの面接でも聞かれると思っていて問題ありません。後々困らないような、自分の実感に近い言葉を使ってESを提出できると良いですね!
(私は面接に進んでから「なんでこんなの書いたんだろう……」と後悔することが多々ありました。皆さんが同じ後悔をしないよう、サポートできれば幸いです。)

ではまず「志望理由」に関してですが、1番に気を付けるべきは自分の内部に軸を設けることだと考えています。
例えば、「〇〇という雑誌が本当に好きで好きでたまらず、自分の人生で一番思い入れがあるので、〇〇の編集者になりたいです。」というのは、かなり外部に寄った軸だと思います。(どことなく、受け身な印象です。)
一方、内部に軸があるというのは、会社やコンテンツに依存しない、自分自身の思いがあるということです。「私にはこういう思いがあります。これを実現するには、貴社でなければならないと考えています。」というイメージです。
※ちなみに、自分の軸がまずあって、そこから各社の志望理由に重ねていくという方式は、出版社に限らず有効だと感じています。他の業界も併願する場合、ぜひ同様に使ってみてください!

続いて「入社してやりたいこと」を書く上でのポイントは、とにかく具体的に書くことです。
人事の方たちは何千人ものESを読みます。「スポーツ漫画を立ち上げて世界中で人気な作品にしたいです。」くらいのぼやっとした内容だと、残念ながら印象が薄いと思います。
ぜひ、自分だからこそ書ける内容を意識して書いてみてください。
自分がしてきた経験でも、好きなテーマでも、憧れの作家でも、何でもいいので、とにかく具体的なワードを入れ込んでみることをおすすめします。

それでは、実際に25卒のESで課された設問を挙げつつ、簡単にコメントしていきます!

例1(小学館)

実はこちらは、なんだか誰でも書けそうな内容なので、自分ではそれほど良い回答だと思っていません。
そんな中でも自分の軸(一文目)や経験(二、三文目)は織り込めているので、前述したことの具体例として伝わりやすいような気がして、掲載しました。
文字数が多いと多いなりに大変ですが、少なければ少ないで具体的に語る難しさが上がります。本当に伝えたい言葉やアピールしたい要素を優先して入れるように意識してみるといいかもしれません!

あなたが下記の第1志望、第2志望の部門・職種を選んだ理由を説明してください。
◆第1志望の部門・職種
-▼-編集部門/児童学習
◆理由 ※文字数200文字以内
「子どもが自分の人生を心から楽しみ、自由なビジョンを持てる社会にしたい」という野望がある。友達とうまくいかない時、苦手な体育が嫌で仕方ない時、私は本を開いた。誕生日にねだった図鑑も、サンタさんがくれた学習まんがも、私を知らない世界に導いてくれた。今はますます追い詰められる子どもが増えているからこそ、書籍を通し、人生は生きるに値すると思えるような言葉や物語、ロマンに満ちた広い世界を届けたいと思う。

例2(講談社)

伏字が多くて恐縮ですが、〇〇の部分は全て同じ単語が入っています。
〇〇は私自身の経験してきたものであり、あまり他の方と被らなそうなモチーフだったことに加え、講談社でなくてはならない感じを織り込めているので、自己評価は少し高めです。
全体の構成などは参考にしていただいてもいいのでは、と思います!
ただ、面接中に「なぜ〇〇なのか?」「なぜこの作家なのか?」「どうすれば読んでもらえるか?」というように、何度も掘り下げられていったので、もう少しES提出時に色々考えておけばよかったとも思っています。ぜひお時間ある人はじっくり考えた上でESを提出してくださいね。

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