ドラクエ6ができるまで【読書のきろく・番外編】
小学校の図書室から、三男がすごく面白い本を借りてきました。
「TVゲームをつくる」と題して、『ドラクエ6』ができるまでを追った本。絵本と図鑑の中間くらいな感じです。
登場する人物は、ドラクエ6を創り出したレジェンドたち。ゲームデザイン&シナリオ堀井雄二さん、キャラクターデザイン鳥山明さん、音楽すぎやまこういちさん、CGデザイン眞島真太郎さん、プログラム山名学さん。
そして、セリフやマップを交えたシナリオ、キャラクター、楽譜の下書き、コーディングの画面、仕事場の様子など、宝物のような写真が満載です!堀井さんが、休日にお子さんたちと遊んでいるレアショットまであります。
感動したのは、堀井さんが考えたキャラクターのイメージが、鳥山さんの手でドラクエの登場キャラクターとして誕生するシーン。堀井さんからは、性別、年齢、身長、性格、家族構成、特技、冒険のきっかけなど、頭に描いたイメージを絵とことばにして、鳥山さんに送られます。そこから、5~10枚くらいの下書きを経て、キャラクターが完成していく。物語の登場人物に命を吹き込むために、なにが必要かを教えてくれた気がしました。
このドラクエ6の制作中は、週刊少年ジャンプにドラゴンボールを連載中だった鳥山さん。仕事場の写真には、さりげなくピッコロ大魔王の下書きも見えます。
三男にとっては、娯楽の対象であるゲーム。よく遊んでいます。ひとつひとつのゲームは、たくさんの人の手によって生まれていて、そんな仕事もあることを知るきっかけになってくれたらいいなと思わせてくれる一冊でした。
「図書館用特別堅牢製本図書」と書かれていて、あまり一般には出回っていない本のようです。図書館で調べて読んでみる価値、ありますよ!
困りごとを解決する。便利さを生み出す。楽しみを提供する。
仕事には、いろんな種類があります。三男がどんな仕事に興味を持つのか、楽しみです。
追伸。
最近、ドラクエ7(3DS版)を始めました。