![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60155568/rectangle_large_type_2_773ae17f43522ba965b725fab288556d.jpg?width=1200)
「じゅうねんひとむかし」の節目の日
「十年一昔(じゅうねんひとむかし)」
誰が考えた言葉なんでしょうか。
十年もたつと、いろいろなことが変わって、もうむかしのことのように感じられること。
>三省堂 現代新国語辞典【第五版】より
10年前の今日は、社会人になって就職した会社での最後の日でした。それからの日々は、たしかに、10年前は想像もしていなかった出来事がたくさんあり、いろいろなことが変わりました。
仕事は、完全に一人で対応したものもあれば、誰かと協力して請け負ったものもあります。お世話になった人のつながりで企業の特定の業務を外注してもらった時期もあるし、がっつりアルバイトをしたことや、日雇いの現場に入ったこともあります。ここ数年は、市の仕事にも携わらせてもらっています。
仕事内容は、カウンセリングをはじめとする相談業務もあれば、講師として何かを伝えることをやったり、子育てに関わる内容もあります。勤めていた会社がIT業界だったこともあり、しばらくは個人向けのブログサポートにも力を入れていました。
地域の人たちとの関わりも、大きな変化のひとつです。10年前までは、地域行事に参加したことはなく、何も知らないままの無関心状態でした。別に地域に対してネガティブな印象を持っていたわけではなく、ただ知らなかっただけなのは、振り返るとよく分かります。
カウンセリングを学ぶようになってから、心のことや子育てのこと、父親のあり方なんかを発信するようになり、それを見た人からの声かけもあってPTA活動につながります。そして、PTA活動を通じて地域の人たちと接するようになり、地域の中の居場所づくりにも関わるようになりました。出会う人の年代の幅が広がったことや様々な立場の話を聞かせてもらうことで、視野も広げてもらった気がしています。
ざっくりとまとめると、
「人はひとりでは生きていけないと教わった10年間」
になりそうです。
会社を辞めて、個人で仕事をしてる、とか言っていたけど、本当にたったひとりでやれたことなんて、無かった気がします。協力し合っている誰かがいたり、目の前の相手がいたり、必ずそこに人がいて仕事が成り立っていました。
もちろん、地域のこともそうです。いろんな人がいて、ぶつかったり分かり合ったりしながら、日々が動いています。
もしかすると、いかに独りよがりにならないか、が重要なのかもしれません。
これからの10年も、きっといろいろな変化があるはずです。
10年後は、三男が高校生の年齢で、長男と次男は成人式を終えています。
僕は50代。ちょっとはダンディになれてるでしょうか。
見た目がどうであれ、人と関わることの大切さやありがたさは、ずっと心に留めておきたいと思っています。
今日のFacebookの過去投稿では、月の光についてつぶやいていました。月は、太陽の光を受けて輝いています。その光を見た僕らが、美しさに感動している。
誰かに照らされながら、他の誰かに光を届ける。人のつながりも、そんなのもかもしれないと感じてしまいました。
寝る前にふとベランダに出てみると、月がすごくきれいに輝いていました。
ゆっくりと眺める。
これって、すごく贅沢なことですね。
絵画や彫刻、芸術作品は、「なにか」をそこに再現して作品となっています。その「なにか」のひとつが、『自然』。
月のやわらかい光。
その光に照らし出される雲。
雲は風に流され形を変えて、煙のように、あるいは龍のように、動き続けています。
時間は、ふだんよりゆっくり流れているように感じます。
日常から少し離れた感覚の中で、いろんなことが頭をよぎります。
ふと思い出したのは、以前僕が言われた言葉。
「月のようだね」
僕自身のこと、それからカウンセリングのことを表現してもらって、すごく気に入っている言葉です。
相談を受けるとき。
相手の話を聴きながら、その人自身が感じたこと、考えたこと、やりたかったことに目を向けていきます。
そっと光を当てながら照らしていく感覚。
その光は、昼間の太陽のようにギラギラ眩しくなく、ゆっくり、じんわりと。月の光のように。
人と人との関係の中で、戸惑ってしまうこともあるでしょう。
でも、自分自身に光を当てていくと、進む道が見えてきます。必ず答えはあると知っているから、見えてくるんです。
>2012年8月31日の投稿より
節目の日は、感謝を感じるためにある。
8月31日は、僕の節目の日のひとつです。
noteに日々思うことを書いて、読んでくれる人がいるのも、とてもありがたいことです。今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
また、明日からも、よろしくお願いします。
いいなと思ったら応援しよう!
![吉村伊織](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148229259/profile_fe6d6484e43083506fcea88251f74d85.jpg?width=600&crop=1:1,smart)